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    2025年4月9日 2時54分

    CF、JERAと三井物産と合弁で低炭素アンモニア工場建設へ 株価は下落=米国株個別

    (NY時間13:52)(日本時間02:52)
    CFインダストリーズ<CF> 69.15(-2.89 -4.01%)

     米肥料メーカーのCFインダストリーズ<CF>は、JERA(ジェラ)と三井物産の日本企業2社と提携し、世界最大の低炭素アンモニア工場をルイジアナ州に建設すると発表した。環境に配慮した農作物用肥料に対する需要が高まっていることが背景にある。

     今回の合弁事業は総額40億ドル規模で、CFが40%、JERAが35%、三井物産が25%をそれぞれ出資する。来年の着工を予定しており、商業生産は2029年の開始を見込む。同施設の年間生産能力は約140万トンを想定。

     CFは同工場に約5億5000万ドルを投じる計画で、合弁事業から収益を受け取る。生産されるアンモニアの引き取りについては、3社それぞれが出資比率に応じて個別に行う。

     建設費の半分は輸入が必要な資材関連で、その多くは今後3年に搬入される予定。CFのウィルCEOは、トランプ関税が同プロジェクトのコストを増大させる可能性があるとしながらも、CFは吸収する用意があると説明した。

     アンモニアそのものは炭素を含まないが、従来の製造方法ではCO2が排出される。CFの新施設では、CO2の排出削減に向けて炭素回収・貯留(CCS)技術を活用する。

     ただ、本日のCFインダストリー<CF>の株価は下落。

    【企業概要】
     北米・欧州の農業組合・肥料販売会社・産業用ユーザー等向けに、主にアンモニア・粒状尿素・尿素硝酸アンモニウム溶液・硝酸アンモニウムを製造・販売する。アンモニア製造ネットワークで脱炭素化を進め、エネルギー・肥料・排出削減やその他の産業活動向けにグリーン・ブルー水素と窒素製品を実現する。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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