ＮＹ時間の午後に入って米株式市場でナスダックが一時下げに転じるなど、米株が失速しているほか、ドル円も１４６．３０円まで円高が進んでいる。

　本日の市場は落ち着きを取り戻し、米株式市場は前日までの急落が一服していた。ダウ平均は一時１４６１ドル高まで急反発していたが、次第に上値が重くなる中、明日のトランプ政権の関税発動で対中関税は１０４％になると伝わったことで、市場も再びリスクを意識している模様。中国が報復関税を撤廃しなかったため、トランプ政権は明日から、中国からの輸入品に計１０４％の関税を課すことになったという。

　また、それに対して中国がドル建て資産の売却で対抗する可能性があるとの米大手証券のレポートも伝わっていた。

NY株式8日（NY時間13:29）（日本時間02:29）
ダウ平均　　　38028.17（+62.57　+0.16%）
ナスダック　　　15520.50（-82.76　-0.53%）
CME日経平均先物　32855（大証終比：-245　-0.75%）

USD/JPY　146.31　EUR/USD　1.0941　GBP/USD　1.2780

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース