（NY時間10:12）（日本時間23:12）
ＲＨ<RH>　142.19（-107.16　-42.98%）

　家具インテリア販売のＲＨ<RH>が急落。前日引け後に１１－１月期決算（第４四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を下回ったほか、ガイダンスでは、予想を下回る第１四半期、通期の売上高見通を示した。

　アナリストは、新たな関税が著しく不確実性を高める可能性を指摘。新たな相互関税は予想以上に悪く、ベトナムを始めとしたアジアからの輸入品に高関税を設定しており、同社のサプライチェーンはアジアの依存度が高い。また、今回の関税で市場は米国の消費者および成長の潜在力に対して徐々に否定的になる可能性が高いとも指摘している。

　別のアナリストは同社のガイダンスについて、「第４四半期の１３週ベースの売上高が３年ぶりの高水準となる１８％増となったが、今年度は家庭用家具の需要が僅かに弱まると見ているようだ」と指摘。一方、今年度はコスト上昇により収益性が圧迫される可能性も指摘した。

（１１－１月・第４四半期）
・１株利益（調整後）：1.58ドル（予想：1.93ドル）
・売上高：8.12億ドル　10％増（予想：8.32億ドル）
・粗利益率（調整後）：44.7％（予想：44.4％）
・営業利益率（調整後）：11.3％（予想：12.8％）

（２－４月・第１四半期見通し）
・売上高：12.5～13.5％増（予想：16.3％増）
・営業利益率（調整後）：6.5～7.0％
・EBITDA（調整後）マージン：12.5～13.0％

（２６年通期見通し）
・売上高：10～13％増（予想：14.6％増）
・営業利益率（調整後）：14～15％（予想：14.9％）
・EBITDA（調整後）マージン：20～21％

【企業概要】
　米国及びカナダで、高級家具を直営店やウエブサイト、カタログ通販を通して販売する。家具・照明器具・テキスタイル・バス用品・室内や野外・庭園装飾・子供部屋の家具などを取り扱う。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース