2025年4月2日 21時50分
ダウ先物は320ドル安 トランプ関税計画の公表に備える中、本日も下落して始まりそう=米国株
米株価指数先物(6月限)(NY時間08:39)(日本時間21:39)
ダウ先物 41921(-320.00 -0.76%)
S&P500 5620.50(-54.00 -0.96%)
ナスダック100先物 19370.50(-234.00 -1.20%)
きょうの米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも下落。市場は本日のトランプ大統領の関税計画の公表に備える中、株価指数先物は揃って下落しており、本日も下落して始まりそうだ。
現地時間の夕方にトランプ大統領がホワイトハウスで会見を行う予定で、発表は通常取引終了後になりそうだが、本日の米株式市場は、発表待ちの雰囲気が広がりそうだ。
厳しい内容になるのか、それとも緩やかな内容に留まるのか、市場も注目しているが、いまのところ報道では具体的な内容までは伝わっていない。
ベッセント財務長官が議員に対して、今回の関税は実質的に「最高額」の役割を果たし、各国は関税を引き下げるための措置を取る機会が得られるといった報道や、前日には、トランプ政権は米国に輸入されるほとんどの輸入品に約20%の関税を課すことを検討といった報道が流れていた。関税は発表後に即時発効される。
厳しい内容になるのか、それとも緩やかな内容になるのか、市場からも様々なシナリオが出ているが、トランプ大統領の場合、相手の出方次第では、日替わりで変更される点は注意されるところで、あまり早計に判断しないほうが無難かもしれない。
関税に関する不透明感から、最近の米株式市場のボラティリティは上昇しており、先週までの株価指数は過去6週間のうち5週で下落していた。一部からは行き過ぎとの指摘も出ており、今週の米株式市場は売り先行で始まるものの、終盤にかけて下げを取り戻す展開が続いている。関税発表前に本日もそのような展開になるか注目される。
なお、先ほど3月のADP雇用統計が発表され、予想を上回る内容となった。悪天候で弱かった前回の反動が予想以上に出た可能性もありそうだが、数字自体は15.5万人増と強い内容とまでは言えない。
アウトドアスポーツ用品販売のスポーツマンズ・ウエアハウス<SPWH>が決算を受け時間外で急伸。既存店売上高が予想を大きく上回ったほか、1株利益が予想外の黒字となった。
金融ソフトウェアのエヌシノ<NCNO>が決算を受け時間外で急落。1株利益が予想を下回ったほか、第1四半期、通期の1株利益の見通しが予想を下回った。
ITサービスのTテック<TTEC>が時間外で大幅高。創業者でCEOのトゥックマン氏と同氏の関連会社が未保有の株式を1株6.85ドルで買い取ることで協議を行う用意があると伝わった。
金融サービスのトゥルイスト<TFC>が時間外で軟調。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げた。4月の決算発表シーズンに、財務見通しの下方修正が相次ぎ、1株利益の見通しの下方修正につながっても、われわれは驚かない」とコメントしている。
(NY時間08:49)(日本時間21:49)時間外
スポーツマンズ・ウエアハウス<SPWH> 1.38(+0.42 +43.01%)
エヌシノ<NCNO> 18.62(-9.50 -33.78%)
Tテック<TTEC> 4.01(+0.74 +22.63%)
トゥルイスト<TFC> 40.52(-0.50 -1.22%)
アップル<AAPL> 221.50(-1.69 -0.76%)
マイクロソフト<MSFT> 378.30(-3.89 -1.02%)
アマゾン<AMZN> 189.00(-3.17 -1.65%)
アルファベット<GOOG> 157.41(-1.47 -0.93%)
テスラ<TSLA> 262.25(-6.21 -2.31%)
メタ<META> 576.75(-9.25 -1.58%)
エヌビディア<NVDA> 107.89(-2.26 -2.05%)
AMD<AMD> 101.35(-1.43 -1.39%)
イーライリリー<LLY> 795.18(-10.05 -1.25%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ先物 41921(-320.00 -0.76%)
S&P500 5620.50(-54.00 -0.96%)
ナスダック100先物 19370.50(-234.00 -1.20%)
きょうの米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも下落。市場は本日のトランプ大統領の関税計画の公表に備える中、株価指数先物は揃って下落しており、本日も下落して始まりそうだ。
現地時間の夕方にトランプ大統領がホワイトハウスで会見を行う予定で、発表は通常取引終了後になりそうだが、本日の米株式市場は、発表待ちの雰囲気が広がりそうだ。
厳しい内容になるのか、それとも緩やかな内容に留まるのか、市場も注目しているが、いまのところ報道では具体的な内容までは伝わっていない。
ベッセント財務長官が議員に対して、今回の関税は実質的に「最高額」の役割を果たし、各国は関税を引き下げるための措置を取る機会が得られるといった報道や、前日には、トランプ政権は米国に輸入されるほとんどの輸入品に約20%の関税を課すことを検討といった報道が流れていた。関税は発表後に即時発効される。
厳しい内容になるのか、それとも緩やかな内容になるのか、市場からも様々なシナリオが出ているが、トランプ大統領の場合、相手の出方次第では、日替わりで変更される点は注意されるところで、あまり早計に判断しないほうが無難かもしれない。
関税に関する不透明感から、最近の米株式市場のボラティリティは上昇しており、先週までの株価指数は過去6週間のうち5週で下落していた。一部からは行き過ぎとの指摘も出ており、今週の米株式市場は売り先行で始まるものの、終盤にかけて下げを取り戻す展開が続いている。関税発表前に本日もそのような展開になるか注目される。
なお、先ほど3月のADP雇用統計が発表され、予想を上回る内容となった。悪天候で弱かった前回の反動が予想以上に出た可能性もありそうだが、数字自体は15.5万人増と強い内容とまでは言えない。
アウトドアスポーツ用品販売のスポーツマンズ・ウエアハウス<SPWH>が決算を受け時間外で急伸。既存店売上高が予想を大きく上回ったほか、1株利益が予想外の黒字となった。
金融ソフトウェアのエヌシノ<NCNO>が決算を受け時間外で急落。1株利益が予想を下回ったほか、第1四半期、通期の1株利益の見通しが予想を下回った。
ITサービスのTテック<TTEC>が時間外で大幅高。創業者でCEOのトゥックマン氏と同氏の関連会社が未保有の株式を1株6.85ドルで買い取ることで協議を行う用意があると伝わった。
金融サービスのトゥルイスト<TFC>が時間外で軟調。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げた。4月の決算発表シーズンに、財務見通しの下方修正が相次ぎ、1株利益の見通しの下方修正につながっても、われわれは驚かない」とコメントしている。
(NY時間08:49)(日本時間21:49)時間外
スポーツマンズ・ウエアハウス<SPWH> 1.38(+0.42 +43.01%)
エヌシノ<NCNO> 18.62(-9.50 -33.78%)
Tテック<TTEC> 4.01(+0.74 +22.63%)
トゥルイスト<TFC> 40.52(-0.50 -1.22%)
アップル<AAPL> 221.50(-1.69 -0.76%)
マイクロソフト<MSFT> 378.30(-3.89 -1.02%)
アマゾン<AMZN> 189.00(-3.17 -1.65%)
アルファベット<GOOG> 157.41(-1.47 -0.93%)
テスラ<TSLA> 262.25(-6.21 -2.31%)
メタ<META> 576.75(-9.25 -1.58%)
エヌビディア<NVDA> 107.89(-2.26 -2.05%)
AMD<AMD> 101.35(-1.43 -1.39%)
イーライリリー<LLY> 795.18(-10.05 -1.25%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース