2025年3月21日 15時32分
<動意株・21日>(大引け)=野村マイクロ、ジーネクスト、TOWA、メタプラなど
野村マイクロ・サイエンス<6254>=大幅反発。半導体向けを主力とする超純水装置の大手で、世界的な半導体設備投資増強の動きが収益環境に追い風をもたらしていたが、25年3月期は第3四半期(24年4~12月期)時点の営業利益が前年同期比54%減の39億3300万円と大きく落ち込んでいた。ただ、昨年4月1日につけた上場来高値6370円から時価は6割近く下押した水準にあり、売られ過ぎの反動も意識されるタイミングにあった。市場では「貸株調達による空売りが高水準に積まれており、3月末を目前に期末の需給要因などから買い戻しを誘発した可能性がある。米国では今朝方に半導体メモリー大手マイクロン・テクノロジー<MU>が好決算を発表し、時間外取引で大きく買われる場面があったことで、その連想も働いたのではないか」(準大手証券ストラテジスト)としている。
ジーネクスト<4179>=後場一段高。午前11時30分ごろ、シンガポールのONFET社及びOIO Holdings社とONFETのブロックチェーンインフラソリューション「TSURU」を活用したセキュア環境での顧客情報の共有を実現する「Discoveriez Credit Database(仮)」のリリースに向けて業務提携に関し基本合意したと発表しており材料視されている。ブロックチェーン技術を活用した顧客情報与信管理サービスを開発することが目的で、各社の技術を統合し、顧客情報の管理と与信評価を効率化するサービスを提供するという。また、提供するサービスを通じて、より多くの企業にアプローチし、日本だけではなくAPACも含めて、顧客基盤を広げることを目指すとしている。
TOWA<6315>=大幅高で4日ぶりに反発。午前11時ごろ、生成AI用のHBM半導体などの先端半導体パッケージングの製造に活用できる新たなパッケージング技術を確立したと発表しており、好材料視されている。現在、評価検証及び同技術を適用した新たな装置を開発中で、8月に販売開始する予定。主に生成AI用の次世代HBM4半導体向けに活用される見込みとしている。
メタプラネット<3350>=物色人気にストップ高。きょう、同社は影響力のある意見リーダーや講演者、思想家によりビットコインの発展と金融イノベーションの推進に貢献することを目的に、ストラテジック・ボード・オブ・アドバイザーズを設置し、初代メンバーとしてエリック・トランプ氏を迎えると発表。これを材料視した買いが集まった。
東京きらぼしフィナンシャルグループ<7173>=急速人気化。同社は東京都民銀行、八千代銀行、新銀行東京が合併して設立された地銀大手で、都内に本店を置く地域金融機関では最大規模。足もとの業績は拡大基調を鮮明としており、25年3月期の業績も会社側の期初想定を上回って推移している。そうしたなか、19日取引終了後に今期経常利益及び最終利益見通しの上方修正を発表した。融資先の経営破綻などに備える与信関係費用が減少したほか、政策保有株の売却や保有する国債などのインカムゲインが寄与し、最終利益は従来予想の245億円から305億円(前期比19%増)に増額した。更に年間配当も従来計画の150円から160円(前期実績は145円)に上乗せしており、好業績と株主還元強化を評価する買いを呼び込む格好となった。
スタンレー電気<6923>=上値指向鮮明で8連騰。旧村上ファンド系アクティビストのシティインデックスイレブンスが19日付で提出した大量保有報告書によると、シティインデックスイレブンスと共同保有者のスタンレー株式保有比率は5.10%となり、新たに5%を超過したことが分かった。保有目的は「投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」としており、同社株の株式価値向上に向けた期待が投資マネーの流入を誘っている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
ジーネクスト<4179>=後場一段高。午前11時30分ごろ、シンガポールのONFET社及びOIO Holdings社とONFETのブロックチェーンインフラソリューション「TSURU」を活用したセキュア環境での顧客情報の共有を実現する「Discoveriez Credit Database(仮)」のリリースに向けて業務提携に関し基本合意したと発表しており材料視されている。ブロックチェーン技術を活用した顧客情報与信管理サービスを開発することが目的で、各社の技術を統合し、顧客情報の管理と与信評価を効率化するサービスを提供するという。また、提供するサービスを通じて、より多くの企業にアプローチし、日本だけではなくAPACも含めて、顧客基盤を広げることを目指すとしている。
TOWA<6315>=大幅高で4日ぶりに反発。午前11時ごろ、生成AI用のHBM半導体などの先端半導体パッケージングの製造に活用できる新たなパッケージング技術を確立したと発表しており、好材料視されている。現在、評価検証及び同技術を適用した新たな装置を開発中で、8月に販売開始する予定。主に生成AI用の次世代HBM4半導体向けに活用される見込みとしている。
メタプラネット<3350>=物色人気にストップ高。きょう、同社は影響力のある意見リーダーや講演者、思想家によりビットコインの発展と金融イノベーションの推進に貢献することを目的に、ストラテジック・ボード・オブ・アドバイザーズを設置し、初代メンバーとしてエリック・トランプ氏を迎えると発表。これを材料視した買いが集まった。
東京きらぼしフィナンシャルグループ<7173>=急速人気化。同社は東京都民銀行、八千代銀行、新銀行東京が合併して設立された地銀大手で、都内に本店を置く地域金融機関では最大規模。足もとの業績は拡大基調を鮮明としており、25年3月期の業績も会社側の期初想定を上回って推移している。そうしたなか、19日取引終了後に今期経常利益及び最終利益見通しの上方修正を発表した。融資先の経営破綻などに備える与信関係費用が減少したほか、政策保有株の売却や保有する国債などのインカムゲインが寄与し、最終利益は従来予想の245億円から305億円(前期比19%増)に増額した。更に年間配当も従来計画の150円から160円(前期実績は145円)に上乗せしており、好業績と株主還元強化を評価する買いを呼び込む格好となった。
スタンレー電気<6923>=上値指向鮮明で8連騰。旧村上ファンド系アクティビストのシティインデックスイレブンスが19日付で提出した大量保有報告書によると、シティインデックスイレブンスと共同保有者のスタンレー株式保有比率は5.10%となり、新たに5%を超過したことが分かった。保有目的は「投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」としており、同社株の株式価値向上に向けた期待が投資マネーの流入を誘っている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS