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    2025年3月21日 11時40分

    話題株ピックアップ【昼刊】:メタプラ、東京きらぼし、スタンレー

    ■メタプラネット <3350>  4,730円  +700 円 (+17.4%) ストップ高   11:30現在
     メタプラネット<3350>がストップ高の水準となる前営業日比700円高の4730円に買われた。21日、同社は影響力のある意見リーダーや講演者、思想家によりビットコインの発展と金融イノベーションの推進に貢献することを目的に、ストラテジック・ボード・オブ・アドバイザーズを設置し、初代メンバーとしてエリック・トランプ氏を迎えると発表。これを材料視した買いが集まった。

    ■東京きらぼし <7173>  6,170円  +710 円 (+13.0%)  11:30現在  東証プライム 上昇率トップ
     東京きらぼしフィナンシャルグループ<7173>が急騰、プライム市場の値上がり率首位に買われた。同社は東京都民銀行、八千代銀行、新銀行東京が合併して設立された地銀大手で、都内に本店を置く地域金融機関では最大規模。足もとの業績は拡大基調を鮮明としており、25年3月期の業績も会社側の期初想定を上回って推移している。そうしたなか、19日取引終了後に今期経常利益及び最終利益見通しの上方修正を発表した。融資先の経営破綻などに備える与信関係費用が減少したほか、政策保有株の売却や保有する国債などのインカムゲインが寄与し、最終利益は従来予想の245億円から305億円(前期比19%増)に増額した。更に年間配当も従来計画の150円から160円(前期実績は145円)に上乗せしており、好業績と株主還元強化を評価する買いを呼び込む格好となった。

    ■南都銀行 <8367>  4,210円  +425 円 (+11.2%)  11:30現在  東証プライム 上昇率2位
     南都銀行<8367>が急反発し昨年来高値を更新した。同社は前営業日の19日取引終了後、株主還元方針の変更と期末配当予想の増額修正を発表しており、好感されたようだ。安定配当を維持しつつ、配当性向40%(従来は30%)を目指すとともに、自己株式を機動的に取得する新たな方針を示した。期末配当予想については従来の見通しから42円増額して105円に見直した。年間配当予想は165円。特別配当を含めた前期の年間配当と比べて51円増となる。

    ■スタンレー電気 <6923>  2,962.5円  +275.5 円 (+10.3%)  11:30現在  東証プライム 上昇率3位
     スタンレー電気<6923>の上値指向が鮮明、カイ気配スタートで8連騰となり、昨年10月以来約5カ月ぶりの高値圏に浮上している。旧村上ファンド系アクティビストのシティインデックスイレブンスが19日付で提出した大量保有報告書によると、シティインデックスイレブンスと共同保有者のスタンレー株式保有比率は5.10%となり、新たに5%を超過したことが分かった。保有目的は「投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」としており、同社株の株式価値向上に向けた期待が投資マネーの流入を誘っている。

    ■フェローテク <6890>  3,035円  +178 円 (+6.2%)  11:30現在
     フェローテックホールディングス<6890>は大幅続伸。祝日前19日取引終了後、配当方針を変更すると発表した。新たにDOE(連結株主資本配当率)目標を採用し、下限を3.5%に設定した。また、これまで30%を意識して利益還元を図るとしていた総還元性向について50%を目指すとした。これに伴い、25年3月期の期末配当予想を55円から85円に増額修正した。中間配当とあわせ、年間では140円(前期100円)となる見通し。これを好感した買いが入っている。

    ■TOWA <6315>  1,593円  +92 円 (+6.1%)  11:30現在  東証プライム 上昇率8位
     TOWA<6315>が大幅高で4日ぶりに反発している。午前11時ごろ、生成AI用のHBM半導体などの先端半導体パッケージングの製造に活用できる新たなパッケージング技術を確立したと発表しており、好材料視されている。現在、評価検証及び同技術を適用した新たな装置を開発中で、8月に販売開始する予定。主に生成AI用の次世代HBM4半導体向けに活用される見込みとしている。

    ■菱友システムズ <4685>  7,300円  +260 円 (+3.7%)  11:30現在
     菱友システムズ<4685>が大幅高、一時450円高の7490円まで上値を伸ばし、2月14日につけた上場来高値7590円まであと100円に迫る場面があった。情報システム開発会社で、三菱重工業<7011>が同社株の3割強を保有する筆頭株主。製造業を中心にITソリューション提供を行うが、主要納入先でもある三菱重を通じて防衛関連分野で活躍機会が高まってきた。防衛・航空宇宙向けでは、同社が強みとする構造・流体・熱解析などの各種アプリケーションを駆使した高精度な解析シミュレーションサービスが需要を捉えている。25年3月期営業利益は前期比30%増の46億5000万円と過去最高利益を更新する見通しにある。

    ■水戸証券 <8622>  580円  +18 円 (+3.2%)  11:30現在
     水戸証券<8622>が4日続伸している。19日の取引終了後、未定としていた25年3月期の期末配当予想を15円にすると発表したことが好感されている。年間配当予想は30円となり、前期実績(24円)に対しては6円の増配になる。同時に、保有する投資有価証券の一部売却に伴い、25年3月期に投資有価証券売却益8億円を特別利益として計上する見込みと発表した。

    ■サカタインクス <4633>  2,001円  +46 円 (+2.4%)  11:30現在
     サカタインクス<4633>が7日続伸し昨年来高値を更新している。19日の取引終了後に上限を60万株(発行済み株数の1.21%)、または10億円とする自社株買いを実施すると発表したことが好感されている。取得期間は3月19日から9月30日までで、うち10万8000株について、この日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)により2億1114万円で取得した。

    ■ソフトバンクグループ <9984>  7,988円  +181 円 (+2.3%)  11:30現在
     ソフトバンクグループ<9984>が3日ぶりに反発した。同社は20日、子会社を通じて米半導体設計企業のアンペア・コンピューティングを買収すると発表した。今後の収益貢献を期待した買いが入ったようだ。買収額は総額65億ドル(約9730億円)。みずほ銀行をはじめとする取引金融機関から買収資金を調達し、今年後半に取引を完了する予定。約1000人の半導体エンジニアを獲得するとともに、傘下の英半導体アーム・ホールディングス<ARM>の設計力を補完する形で、アンペアの専門的なノウハウを生かしていく。

    ■三井住友建設 <1821>  437円  +8 円 (+1.9%)  11:30現在
     三井住友建設<1821>が堅調推移。前営業日の19日取引終了後、旧村上ファンド系の南青山不動産(東京都渋谷区)が三井住友建設の株式を買い増していたことが明らかとなり、支援材料となったようだ。同日に提出された変更報告書によると、共同保有割合は26.97%(従来は25.95%)に上昇した。保有目的について「投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」としている。報告義務発生日は12日。

    ■大東建託 <1878>  15,705円  +100 円 (+0.6%)  11:30現在
     大東建託<1878>が4日続伸している。19日の取引終了後、9月30日を基準日として1株を5株に株式分割すると発表したことが好感されている。投資単位当たりの金額を引き下げ、より多くの投資家が投資しやすい環境を整えることで、投資家層の拡大と株式の流動性の向上を図ることが狙い。

    ■ミツウロコG <8131>  1,933円  +4 円 (+0.2%)  11:30現在
     ミツウロコグループホールディングス<8131>が続伸している。19日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、営業利益を53億円から86億円(前期比30.3%減)へ上方修正したことが好感されている。売上高は3500億円(同13.2%増)の従来見通しを据え置いたものの、電力事業が想定よりも好調に推移していることが利益を押し上げるという。同時に、自社株307万3178株(発行済み株数の5.11%)を3月31日付で消却すると発表した。消却後の発行済み株数は5706万1223株となる。

    ■ACSL <6232>  1,205円  +175 円 (+17.0%) 一時ストップ高   11:30現在
     ACSL<6232>に物色人気集中。産業向けドローンの専業メーカーで画像処理技術や無人化システムに定評がある。19日取引終了後に未開示だった25年12月期の業績予想を発表、売上高は前期比93%増の51億1000万円と急拡大を見込むほか、経常損益が1億8000万円の黒字(前期は21億8800万円の赤字)と6期ぶりに赤字から脱却する見通しを示したことから、これを材料視する買いを呼び込んでいる。株価は今週18日にマドを開けストップ高に買われた後いったん戻り売りをこなし、再びカイ気配スタートで2月13日につけた戻り高値1090円を払拭する展開にある。

    ■i3 <4495>  1,597円  +163 円 (+11.4%)  11:30現在
     19日に発表した「株主優待制度を導入」が買い材料。
     株主優待制度を導入。毎年6月末と12月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、保有株数300株未満でデジタルギフト1000円分、300株以上保有で同5000円分をそれぞれ贈呈する。

    ●ストップ高銘柄
     ディーエムエス <9782>  2,870円  +500 円 (+21.1%) ストップ高買い気配   11:30現在
     など、2銘柄

    ●ストップ安銘柄
     なし

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