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    2025年3月19日 21時44分

    ダウ先物は横ばい テスラやエヌビディアに買い戻し 午後にFOMC=米国株

    米株価指数先物(6月限)(NY時間08:30)(日本時間21:30)
    ダウ先物 41946(+8.00 +0.02%)
    S&P500 5678.00(+8.75 +0.15%)
    ナスダック100先物 19755.25(+53.50 +0.27%)

     きょうの米株価指数先物市場、ダウ先物は横ばいの一方、S&P500、ナスダック100は反発。特段の材料は見当たらないが、午後のFOMCの結果を前に、このところの下げを一服させているようだ。

     本日はトルコの金融市場に混乱が見られ、トルコ株は急落し、トルコの10年債利回りは今年最高水準まで急上昇した。通貨リラも過去最安値を更新。エルドアン大統領の政敵であるイマモール・イスタンブール市長が同日午前に拘束されたことで、政治リスクの高まりを意識した投資家がトルコ資産を投げ売りした模様。ただ、米株式市場はその影響は波及していない。

     そのFOMCだが、午後に結果が発表される。政策は据え置きが確実視されているが、今回は委員の金利見通し(ドットプロット)も公表され、注目を集めそうだ。市場では年内2回か3回の利下げの可能性を織り込んでおり、その見方を裏付けるか注目される。

     米景気の先行き不安が台頭しており、それにFRBは対処すると市場は期待しているようだが、現状の高インフレの粘着性から、それは希望的観測に過ぎないとの声も一部からは出ている。「年内に2回か3回の利下げ」という市場の期待にFRBが応えられないリスクも留意すべきだという。本日のFOMCでその辺のヒントが出るか注目される。

     テスラ<TSLA>が3日ぶりに時間外で反発し、エヌビディア<NVDA>も時間外で買い戻されている。テスラは、アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を425ドルとした。

     エヌビディアは今週の開発者会議で、高性能チップやロボット工学モデルのほか、開発者がデスクトップ上で作業できるパーソナルAIスパコンなどの計画を発表。アナリストは今回の発表に好意的だが、大きなサプライズはないと指摘している。

     肥料のモザイク<MOS>が時間外で上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を33ドルに設定した。

     医薬品のギリアド・サイエンシズ<GILD>が時間外で下落。米保健社会福祉省(HHS)が米国内のHIV治療に対する連邦政府の助成金を削減する計画を検討していると報じられた。

     エンジニアリング・ソフトウェアのオートデスク<ADSK>が時間外で上昇。アクティビスト(物言う株主)で知られるスターボードが同社を巡り委任状争奪戦の準備を開始したと伝わった。

    (NY時間08:40)(日本時間21:40)時間外
    モザイク<MOS> 27.75(+0.55 +2.02%)
    ギリアド<GILD> 107.45(-2.78 -2.52%)
    オートデスク<ADSK> 263.63(+3.68 +1.42%)

    アップル<AAPL> 213.25(+0.56 +0.26%)
    マイクロソフト<MSFT> 384.11(+0.59 +0.15%)
    アマゾン<AMZN> 193.67(+0.85 +0.44%)
    アルファベット<GOOG> 163.21(+0.54 +0.33%)
    テスラ<TSLA> 231.48(+6.17 +2.74%)
    メタ<META> 583.75(+1.39 +0.24%)
    エヌビディア<NVDA> 116.68(+1.25 +1.08%)
    AMD<AMD> 104.00(+0.49 +0.47%)
    イーライリリー<LLY> 822.00(-0.51 -0.06%)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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