2025年3月18日 23時35分
ダウ平均は反落 リバウンドが一服 ナスダックが大幅安=米国株序盤
NY株式18日(NY時間10:31)(日本時間23:31)
ダウ平均 41648.32(-193.31 -0.47%)
ナスダック 17499.80(-308.86 -1.74%)
CME日経平均先物 37550(大証終比:-70 -0.19%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は反落。本日はIT・ハイテク株への売りがきつく、ナスダックも大幅に下落している。特段の悪材料はないが、本日はこの2日間のリバウンドが一服。ただ、押し目買いでプラス圏に浮上する展開も見られており、本日はどうか注目される。
S&P500は先週一旦調整局面に入ったが、金曜日と月曜日で見られた回復で地合いを取り戻している。ただ、ナスダックは依然として調整局面にある。主要3株価指数はすべて年初来安値を更新し、市場の弱さは際立っている。
投資家は引き続きホワイトハウスの最新情報に注目の一方、本日からFOMCが開催されている。政策は据え置きが確実視されているが、今回は委員の金利見通し(ドットプロット)が公表され、注目を集めそうだ。市場では年内2回以上の利下げが織り込まれており、その見方に沿った内容になるか注目。
米大手銀の3月のファンドマネジャー調査によると、米国株離れが記録的なものとなっている。米国株への投資配分が1カ月前よりも40%ポイント減少し、投資家は差し引きで23%のアンダーウェイトになったと報告。一方、世界経済が悪化するとの予想から現金志向が上昇し、現金の比率は3.5%から4.1%へと2020年3月以降で最大の伸びを示したという。
世界の成長見通しも2月の-2%から3月は-44%とネガティブな方向に急速に傾いた。世界の成長に対する同調査の確信は、S&P500の値動きと歴史的に相関しており、成長見通しに対する悲観論は株式にとっては悪いニュースとなる。また、71%の投資家が、今後12カ月間はスタグフレーションが続くと予想していると報告している。
ただ、米国の例外主義の終焉がこれまでの強気のセンチメントの急低下を引き起こしているが、極端な弱気または「目をつぶって買え」の水準には達していないという。
テスラ<TSLA>が本日も下落。同社株は今回の調整相場で最も象徴的な銘柄となっているが、本日はアナリストが目標株価を従来の440ドルからド320ルに引き下げた。それでも現行水準よりはかなり高い。
電気自動車(EV)のルーシッド<LCID>が大幅高。アナリストが投資判断を「中立」に引き上げた。目標株価は従来の3ドルを維持。
石炭のピーボディ・エナジー<BTU>が上昇。トランプ大統領は、石炭火力発電の強化を指示すると表明。石炭による電力生産で中国が経済的優位性を得ていると指摘し、それに対抗する考えを示した。
眼科薬のハロー<HROW>が大幅高。同社は年次報告書(10-K)の提出を延期していたが、前日引け後に10-12月期(第4四半期)の暫定決算を公表し、売上高見通しが予想を上回った
仮想通貨取引のバックト<BKKT>が急落。パートナー2社が契約の更新を見送ると発表。バンカメ<BAC>との契約は4月22日に、ウェブルとの契約は6月14日に終了する。
ルーシッド<LCID> 2.42(+0.26 +12.04%)
ピーボディ<BTU> 13.91(+0.56 +4.19%)
バックト<BKKT> 8.30(-4.53 -35.31%)
ハロー<HROW> 27.57(+4.25 +18.22%)
アップル<AAPL> 214.67(+0.67 +0.31%)
マイクロソフト<MSFT> 383.68(-5.02 -1.29%)
アマゾン<AMZN> 190.91(-4.83 -2.47%)
アルファベットC<GOOG> 159.08(-7.50 -4.50%)
テスラ<TSLA> 224.63(-13.38 -5.62%)
メタ<META> 578.24(-26.66 -4.41%)
AMD<AMD> 103.81(-0.78 -0.75%)
エヌビディア<NVDA> 115.87(-3.66 -3.06%)
イーライリリー<LLY> 818.12(-6.64 -0.81%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ平均 41648.32(-193.31 -0.47%)
ナスダック 17499.80(-308.86 -1.74%)
CME日経平均先物 37550(大証終比:-70 -0.19%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は反落。本日はIT・ハイテク株への売りがきつく、ナスダックも大幅に下落している。特段の悪材料はないが、本日はこの2日間のリバウンドが一服。ただ、押し目買いでプラス圏に浮上する展開も見られており、本日はどうか注目される。
S&P500は先週一旦調整局面に入ったが、金曜日と月曜日で見られた回復で地合いを取り戻している。ただ、ナスダックは依然として調整局面にある。主要3株価指数はすべて年初来安値を更新し、市場の弱さは際立っている。
投資家は引き続きホワイトハウスの最新情報に注目の一方、本日からFOMCが開催されている。政策は据え置きが確実視されているが、今回は委員の金利見通し(ドットプロット)が公表され、注目を集めそうだ。市場では年内2回以上の利下げが織り込まれており、その見方に沿った内容になるか注目。
米大手銀の3月のファンドマネジャー調査によると、米国株離れが記録的なものとなっている。米国株への投資配分が1カ月前よりも40%ポイント減少し、投資家は差し引きで23%のアンダーウェイトになったと報告。一方、世界経済が悪化するとの予想から現金志向が上昇し、現金の比率は3.5%から4.1%へと2020年3月以降で最大の伸びを示したという。
世界の成長見通しも2月の-2%から3月は-44%とネガティブな方向に急速に傾いた。世界の成長に対する同調査の確信は、S&P500の値動きと歴史的に相関しており、成長見通しに対する悲観論は株式にとっては悪いニュースとなる。また、71%の投資家が、今後12カ月間はスタグフレーションが続くと予想していると報告している。
ただ、米国の例外主義の終焉がこれまでの強気のセンチメントの急低下を引き起こしているが、極端な弱気または「目をつぶって買え」の水準には達していないという。
テスラ<TSLA>が本日も下落。同社株は今回の調整相場で最も象徴的な銘柄となっているが、本日はアナリストが目標株価を従来の440ドルからド320ルに引き下げた。それでも現行水準よりはかなり高い。
電気自動車(EV)のルーシッド<LCID>が大幅高。アナリストが投資判断を「中立」に引き上げた。目標株価は従来の3ドルを維持。
石炭のピーボディ・エナジー<BTU>が上昇。トランプ大統領は、石炭火力発電の強化を指示すると表明。石炭による電力生産で中国が経済的優位性を得ていると指摘し、それに対抗する考えを示した。
眼科薬のハロー<HROW>が大幅高。同社は年次報告書(10-K)の提出を延期していたが、前日引け後に10-12月期(第4四半期)の暫定決算を公表し、売上高見通しが予想を上回った
仮想通貨取引のバックト<BKKT>が急落。パートナー2社が契約の更新を見送ると発表。バンカメ<BAC>との契約は4月22日に、ウェブルとの契約は6月14日に終了する。
ルーシッド<LCID> 2.42(+0.26 +12.04%)
ピーボディ<BTU> 13.91(+0.56 +4.19%)
バックト<BKKT> 8.30(-4.53 -35.31%)
ハロー<HROW> 27.57(+4.25 +18.22%)
アップル<AAPL> 214.67(+0.67 +0.31%)
マイクロソフト<MSFT> 383.68(-5.02 -1.29%)
アマゾン<AMZN> 190.91(-4.83 -2.47%)
アルファベットC<GOOG> 159.08(-7.50 -4.50%)
テスラ<TSLA> 224.63(-13.38 -5.62%)
メタ<META> 578.24(-26.66 -4.41%)
AMD<AMD> 103.81(-0.78 -0.75%)
エヌビディア<NVDA> 115.87(-3.66 -3.06%)
イーライリリー<LLY> 818.12(-6.64 -0.81%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース