（NY時間13:22）（日本時間02:22）
テスラ<TSLA>　250.06（+19.48　+8.45%）

　きょうのテスラ<TSLA>は買い戻しが強まっており、特に材料は見当たらないものの、市場のリスク回避の雰囲気が一服する中、このところ売り込まれていた同社株にショートカバーが出ているようだ。

　ただ、同社に対する悲観的な見方も少なくなく、米大手銀のアナリストは目標株価を１２０ドルに引き下げ、利益予想も下方修正した。既存顧客と潜在的な新規購入者の両方がブランドに対して無数の異なる方法で反応するため、納車の見通しが大幅に低下することを理由に挙げている。

　「自動車業界の歴史上、これほど急速にブランド価値が低下した例はない」と述べている。

　同社の第１四半期の販売台数は、従来予想の４４万４０００台に対し、３５万５０００台程度に下方修正。１株利益は従来の０．５８ドルから０．４０ドルに引き下げている。通期の１株利益についても、従来の２．８０ドルから２．３５ドルに引き下げた。同社は月次の米国の販売台数を公表していないが、予測によると、２月の販売台数は前年比５．６％減となり、市場予想の０．９％減を大きく下回ったものと見られている。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース