（NY時間12:28）（日本時間02:28）
フレッシュペット<FRPT>　132.05（+2.44　+1.88%）

　バロンズ紙はコラムで、米国のペットオーナーは、ペットに高品質で新鮮なフードを与えることを優先しており、その意味でペットフード産業への期待感を報じている。参照銘柄としてフレッシュペット<FRPT>を挙げており、急成長を後押ししているという。同社は冷蔵ペットフード市場で大きな存在感を示しており、最近の株価動向にもかかわらず、アナリストは買いの好機とみているという。

　米国ではペットにかける費用が６年間で６６％増えており、その費用のほぼ半分がペットフードに費やされている。そのため、人間用並みの高級ペットフードに対する需要が高まっているという。

　アナリストは「これは人側のトレンドと非常に似ていると言える。人々は健康的な食事に注目し、より高級かつ自然な有機栽培の清潔な製品を購入するようになっている」と指摘。フレッシュペットの投資判断を「買い」、目標株価は１８０ドルとしている。先週末終値よりも３８％高い水準。

　オンライン専業の競合他社とは異なり、同社は広大な小売り用冷蔵庫ネットワークと自社製造により、品質と利便性を管理し、顧客のロイヤルティーを確保しているという。

　売上高は２０１９年以降、年３０％のペースで増えているが、成長鈍化が株価に圧力をかける可能性があり、今後は利益が重要な試金石となるとも述べている。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース