（NY時間15:22）（日本時間05:22）
トゥイリオ<TWLO>　127.07（-20.22　-13.73%）

　クラウド通信ＡＰＩのトゥイリオ<TWLO>が大幅安。前日引け後に１０－１２月期決算（第４四半期）を発表し、１株利益が予想を下回った。第１四半期のガイダンスでも予想を下回る１株利益の見通しを示している。通期については１月に示したガイダンスを維持した。

　最近の説明会で好調な見通しが発表されていたにもかかわらず、通期のガイダンスに改善が見られなかったことに落胆しているようだ。ただ、アナリストは概ね好意的に受け止め、ＡＩによるさらなる成長への期待から、目標株価を引き上る動きも複数見られている。

　「最近のアナリスト説明会後に驚くようなことは何もなかったが、楽観的な投資家は、さらに上方修正されたガイダンスを期待していたようだ。しかし、経営陣が以前の通期のガイダンスを維持したのは賢明な判断であった」と述べている。
（１０－１２月・第４四半期）
・１株利益（調整後）：1.00ドル（予想：1.03ドル）
・売上高：11.9億ドル（11％増）（予想：11.8億ドル）
・アクティブ顧客アカウント数：32万5000件（予想：32万2850件）

（１－３月・第１四半期見通し）
・１株利益（調整後）：0.88～0.93ドル（予想：0.98ドル）
・売上高：11.3～11.4億ドル（予想：11.4億ドル）
・営業利益（調整後）：1.8～1.9億ドル

（通期見通し）
・既存事業売上高：7～8％増を維持
・営業利益（調整後）：8.25～8.5億ドルを維持
・FCF：8.25～8.5億ドルを維持

【企業概要】
　ウェブ開発者向けに、電話、インターネットプロトコル音声通信およびテキストメッセージをウェブ、モバイル、電話アプリに統合するクラウド・コミュニケーション・プラットフォームを提供する会社。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース