2025年2月13日 23時38分
シスコシステムズが決算受け上昇 AI投資が追い風に=米国株個別
(NY時間09:38)(日本時間23:38)
シスコシステムズ<CSCO> 65.10(+2.57 +4.12%)
シスコシステムズ<CSCO>が上昇。前日引け後に11-1月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。残存履行義務も予想を上回っている。ガイダンスも公表し、通期の1株利益および売上高の見通しを上方修正した。
AI技術を活用するためにコンピューティング・インフラへの投資を増やす顧客企業が増えていることを追い風に、同社は明るい見通しを発表した。法人顧客はAIの作成と利用を迅速化するためにネットワークシステムを強化している。
今回のガイダンスは、連邦政府からの受注が弱含みとなっていることを民間の顧客による支出が補っていることを示唆した。ワシントンでの政権交代後、連邦政府は多くのプロジェクトを保留している状況。
ロビンスCEOは声明で「AIが普及するにつれて、顧客がネットワークインフラを拡張し、データ容量要件を増大させている。われわれは最高クラスのAIセキュリティを採用するのを支援する体制が整っている」と述べた。
アナリストは「同社の第2四半期の売上高が予想を上回り、下半期の見通しも明るく、ネットワーク需要は予想よりも強いことが示された。ウェブスケーラー(巨大IT大手)からの受注が3億5000万ドルを上回ったことで、AIが勢いを増していることが示されている。同社は、AIインフラの受注目標である10億ドルを確実に達成できる」などと述べた。
(11-1月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.94ドル(予想:0.91ドル)
・売上高:139.9億ドル 9.4%増(予想:138.7億ドル)
製品:102.3億ドル(予想:99.9億ドル)
ネットワーク:68.5億ドル(予想:67.1億ドル)
セキュリティ:21.1億ドル(予想:20.0億ドル)
コラボレーション:9.96億ドル(予想:10.1億ドル)
可視性:2.77億ドル(予想:2.61億ドル)
サービス:37.6億ドル(予想:37.4億ドル)
・残存履行義務:412.7億ドル 16%増(予想:378.0億ドル)
・粗利益率(調整後):68.7%(予想:68.7%)
・営業利益率(調整後):34.7%(予想:33.9%)
(2-4月・第3四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.90~0.92ドル(予想:0.90ドル)
・売上高:139.0~141.0億ドル(予想:138.8億ドル)
・粗利益率(調整後):67~68%(予想:68.2%)
・営業利益率(調整後):33~34%(予想:33.2%)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):3.68~3.74ドル(従来:3.60~3.66ドル)(予想:3.66ドル)
・売上高:560~565億ドル(従来:553~563億ドル)(予想:559.7億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
シスコシステムズ<CSCO> 65.10(+2.57 +4.12%)
シスコシステムズ<CSCO>が上昇。前日引け後に11-1月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。残存履行義務も予想を上回っている。ガイダンスも公表し、通期の1株利益および売上高の見通しを上方修正した。
AI技術を活用するためにコンピューティング・インフラへの投資を増やす顧客企業が増えていることを追い風に、同社は明るい見通しを発表した。法人顧客はAIの作成と利用を迅速化するためにネットワークシステムを強化している。
今回のガイダンスは、連邦政府からの受注が弱含みとなっていることを民間の顧客による支出が補っていることを示唆した。ワシントンでの政権交代後、連邦政府は多くのプロジェクトを保留している状況。
ロビンスCEOは声明で「AIが普及するにつれて、顧客がネットワークインフラを拡張し、データ容量要件を増大させている。われわれは最高クラスのAIセキュリティを採用するのを支援する体制が整っている」と述べた。
アナリストは「同社の第2四半期の売上高が予想を上回り、下半期の見通しも明るく、ネットワーク需要は予想よりも強いことが示された。ウェブスケーラー(巨大IT大手)からの受注が3億5000万ドルを上回ったことで、AIが勢いを増していることが示されている。同社は、AIインフラの受注目標である10億ドルを確実に達成できる」などと述べた。
(11-1月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.94ドル(予想:0.91ドル)
・売上高:139.9億ドル 9.4%増(予想:138.7億ドル)
製品:102.3億ドル(予想:99.9億ドル)
ネットワーク:68.5億ドル(予想:67.1億ドル)
セキュリティ:21.1億ドル(予想:20.0億ドル)
コラボレーション:9.96億ドル(予想:10.1億ドル)
可視性:2.77億ドル(予想:2.61億ドル)
サービス:37.6億ドル(予想:37.4億ドル)
・残存履行義務:412.7億ドル 16%増(予想:378.0億ドル)
・粗利益率(調整後):68.7%(予想:68.7%)
・営業利益率(調整後):34.7%(予想:33.9%)
(2-4月・第3四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.90~0.92ドル(予想:0.90ドル)
・売上高:139.0~141.0億ドル(予想:138.8億ドル)
・粗利益率(調整後):67~68%(予想:68.2%)
・営業利益率(調整後):33~34%(予想:33.2%)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):3.68~3.74ドル(従来:3.60~3.66ドル)(予想:3.66ドル)
・売上高:560~565億ドル(従来:553~563億ドル)(予想:559.7億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース