2025年2月5日 22時42分
ダウ先物は続落 アルファベットとAMDが期待外れの決算=米国株
米株価指数先物(3月限)(NY時間08:31)(日本時間22:31)
ダウ先物 44624(-73.00 -0.16%)
S&P500 6043.50(-19.50 -0.32%)
ナスダック100先物 21538.00(-132.25 -0.61%)
きょうの米株価指数先物市場でダウ先物が続落しているほか、ナスダック100も売りが強まっている。一旦落ち着いているとはいえ、トランプ関税への脅威が根強いほか、本日はアルファベット<GOOG>とAMD<AMD>の期待外れの決算がIT・ハイテク株中心に重石となっている。
アルファベットはクラウド事業の成長が鈍化し、投資家から同社がAIに費やしている数十億ドルの投資回収への懸念が高まっている。また、AMDはデータセンター部門の売上高が予想を下回り、AIの勢いに懸念が生じている。リーダーであるエヌビディア<NVDA>に追いつくのに苦戦していることが示された。
今週は、マグニフィセント7の中ではアマゾン<AMZN>が明日の引け後に決算発表を予定。今週は金曜日の米雇用統計もあり、市場心理に影響を与えそうなイベントが目白押しの中、市場の慎重な雰囲気は続いている。投資家は今後5年間、マグニフィセント7に年率9-22%の利益の伸びを期待しており、この期待値のハードルは高い。
ストラテジストは「不透明な環境下の場合、誰もが高い確信を持つのは難しい。不確実性は高まったままで、参加者は今週のリスクイベントを咀嚼している」と述べている。米中貿易戦争については、中国の習国家主席がトランプ大統領の第1期政権時代よりも慎重なアプローチを取っていることを明らかになっているが、リスクは依然として最前線にある。
先ほど1月のADP雇用統計が発表になり、予想を上回る内容となった。ただ、その後も米株式市場は上値の重い展開を続けている。本日はこのあと日本時間0時に1月のISM非製造業景気指数の発表が予定。サービス業の堅調さが示されると予想されているが、全米で冬の嵐が吹き荒れ、西海岸では山火事が発生したことから、その影響は留意されているようだ。
引け後の決算ではクアルコム<QCOM>、アーム<ARM>、フォード<F>が発表を予定。
半導体のブロードコム<AVGO>が時間外で上昇。前日引け後のアルファベット<GOOG>の決算を好感。アルファベットの資本支出の計画が予想以上に膨らんでおり、納入業者である同社にとっては逆に朗報。
ディズニー<DIS>が決算を発表。大ヒット映画「モアナ2」とストリーミング・サービスの増益が寄与し、予想を上回る数字を示した。決算発表直後は時間外で買いが先行したが、その後に下げに転じている。
バービー人形など玩具のマテル<MAT>が決算を受け時間外で大幅高。1株利益、売上高とも予想を上回った。同社はトランプ関税に伴うコスト増を相殺するため、バービー人形やミニカー「ホットウィール」などの値上げを検討していることを明らかにした。
(NY時間08:41)(日本時間22:41)時間外
ブロードコム<AVGO> 233.00(+10.57 +4.75%)
ディズニー<DIS> 111.68(-1.62 -1.43%)
マテル<MAT> 20.49(+2.42 +13.40%)
アップル<AAPL> 228.23(-4.57 -1.96%)
マイクロソフト<MSFT> 410.65(-1.72 -0.42%)
アマゾン<AMZN> 238.78(-3.28 -1.36%)
アルファベット<GOOG> 192.68(-15.03 -7.24%)
テスラ<TSLA> 387.60(-4.61 -1.18%)
メタ<META> 702.40(-1.79 -0.25%)
エヌビディア<NVDA> 120.50(+1.85 +1.56%)
AMD<AMD> 107.75(-11.75 -9.83%)
イーライリリー<LLY> 841.00(+14.93 +1.81%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ先物 44624(-73.00 -0.16%)
S&P500 6043.50(-19.50 -0.32%)
ナスダック100先物 21538.00(-132.25 -0.61%)
きょうの米株価指数先物市場でダウ先物が続落しているほか、ナスダック100も売りが強まっている。一旦落ち着いているとはいえ、トランプ関税への脅威が根強いほか、本日はアルファベット<GOOG>とAMD<AMD>の期待外れの決算がIT・ハイテク株中心に重石となっている。
アルファベットはクラウド事業の成長が鈍化し、投資家から同社がAIに費やしている数十億ドルの投資回収への懸念が高まっている。また、AMDはデータセンター部門の売上高が予想を下回り、AIの勢いに懸念が生じている。リーダーであるエヌビディア<NVDA>に追いつくのに苦戦していることが示された。
今週は、マグニフィセント7の中ではアマゾン<AMZN>が明日の引け後に決算発表を予定。今週は金曜日の米雇用統計もあり、市場心理に影響を与えそうなイベントが目白押しの中、市場の慎重な雰囲気は続いている。投資家は今後5年間、マグニフィセント7に年率9-22%の利益の伸びを期待しており、この期待値のハードルは高い。
ストラテジストは「不透明な環境下の場合、誰もが高い確信を持つのは難しい。不確実性は高まったままで、参加者は今週のリスクイベントを咀嚼している」と述べている。米中貿易戦争については、中国の習国家主席がトランプ大統領の第1期政権時代よりも慎重なアプローチを取っていることを明らかになっているが、リスクは依然として最前線にある。
先ほど1月のADP雇用統計が発表になり、予想を上回る内容となった。ただ、その後も米株式市場は上値の重い展開を続けている。本日はこのあと日本時間0時に1月のISM非製造業景気指数の発表が予定。サービス業の堅調さが示されると予想されているが、全米で冬の嵐が吹き荒れ、西海岸では山火事が発生したことから、その影響は留意されているようだ。
引け後の決算ではクアルコム<QCOM>、アーム<ARM>、フォード<F>が発表を予定。
半導体のブロードコム<AVGO>が時間外で上昇。前日引け後のアルファベット<GOOG>の決算を好感。アルファベットの資本支出の計画が予想以上に膨らんでおり、納入業者である同社にとっては逆に朗報。
ディズニー<DIS>が決算を発表。大ヒット映画「モアナ2」とストリーミング・サービスの増益が寄与し、予想を上回る数字を示した。決算発表直後は時間外で買いが先行したが、その後に下げに転じている。
バービー人形など玩具のマテル<MAT>が決算を受け時間外で大幅高。1株利益、売上高とも予想を上回った。同社はトランプ関税に伴うコスト増を相殺するため、バービー人形やミニカー「ホットウィール」などの値上げを検討していることを明らかにした。
(NY時間08:41)(日本時間22:41)時間外
ブロードコム<AVGO> 233.00(+10.57 +4.75%)
ディズニー<DIS> 111.68(-1.62 -1.43%)
マテル<MAT> 20.49(+2.42 +13.40%)
アップル<AAPL> 228.23(-4.57 -1.96%)
マイクロソフト<MSFT> 410.65(-1.72 -0.42%)
アマゾン<AMZN> 238.78(-3.28 -1.36%)
アルファベット<GOOG> 192.68(-15.03 -7.24%)
テスラ<TSLA> 387.60(-4.61 -1.18%)
メタ<META> 702.40(-1.79 -0.25%)
エヌビディア<NVDA> 120.50(+1.85 +1.56%)
AMD<AMD> 107.75(-11.75 -9.83%)
イーライリリー<LLY> 841.00(+14.93 +1.81%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース