2025年1月28日 22時55分
ダウ先物は小幅安 ナスダック100は小反発 ひとまず落ち着きを取り戻す=米国株
米株価指数先物(3月限)(NY時間08:43)(日本時間22:43)
ダウ先物 44848(-56.00 -0.13%)
S&P500 6053.25(+6.50 +0.11%)
ナスダック100先物 21290.00(+31.50 +0.14%)
きょうの米株価指数先物市場は落ち着きを取り戻しており、ダウ先物は小動きで推移しているほか、前日急落したIT・ハイテク株に買い戻しも入っており、ナスダック100は反発している。中国の新興企業のディープシークが構築に600万ドル未満しかかかっていない無料のオープンソースの大型言語モデルを発表したことで、現在のIT大手が投じている巨額な設備投資に疑問符が付いた。
前日のIT・ハイテク株の下げは行き過ぎとの声も多い。米企業によるAIへの投資は当面、力強く成長を続け、中国企業のモデルはクラウドサービスプロバイダーを活用したものだが、この技術はまだ初期段階だとの指摘も出ている
一方、トランプ大統領の発言で、鳴りを潜めていた関税の話題が再浮上している。トランプ大統領は27日、外国製半導体チップと鉄鋼、医薬品に近く関税を適用する方針を明らかにし、銅とアルミニウム製品にも関税を賦課すると語った。 ただ、関税が話題に上っている割には株式市場は落ち着いた反応を見せており、静観している状況。
投資家の目先の注目は、マグニフィセント7も含めた、今週から活発化する決算に向かっている。中国AI企業のニュースで特にIT・ハイテク企業の決算に注目が集まっているようだ。
また、本日からFOMCが始まり、今回は据え置きが確実視されているものの、パウエル議長の発言などに注目が集まっている。強い米雇用統計などで利下げ期待を後退させているものの、パウエル議長はその可能性を排除することはないと見られているようだ。
GM<GM>が時間外で下落。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。米国が好調だったほか、中国部門の業績も改善した。ただ、株価は軟調。アナリストが同社は依然として厳しい2025年の課題に直面していると述べていた。
通信機器のシエナ<CIEN>が時間外で反発。前日は中国のディープシークの影響で同社も20%超急落していたが、アナリストは同社のような通信関連銘柄に対する今回の投資家の反応は過剰だと述べている。
ボーイング<BA>が取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株損益の赤字が予想以上に膨らんだほか、売上高も予想を下回った。注目のフリーキャッシュフロー(FCF)の赤字は41億ドルと予想は下回った。ただ、事前に暫定決算が公表されていたこともあり、時間外で株価は小動き。
産業用アプリ開発のグレコ<GGG>が下落。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回った。産業分野が冴えなかった。
(NY時間08:53)(日本時間22:53)時間外
GM<GM> 53.15(-1.77 -3.22%)
シエナ<CIEN> 79.99(+3.70 +4.85%)
ボーイング<BA> 175.15(-0.01 -0.01%)
グレコ<GGG> 80.10(-5.85 -6.81%)
アップル<AAPL> 230.16(+0.30 +0.13%)
マイクロソフト<MSFT> 435.90(+1.34 +0.31%)
アマゾン<AMZN> 234.49(-0.93 -0.40%)
アルファベット<GOOG> 195.00(+1.23 +0.63%)
テスラ<TSLA> 397.07(-0.08 -0.02%)
メタ<META> 665.50(+5.62 +0.85%)
エヌビディア<NVDA> 121.98(+3.56 +3.01%)
AMD<AMD> 115.13(+0.12 +0.10%)
イーライリリー<LLY> 804.50(-3.67 -0.45%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ先物 44848(-56.00 -0.13%)
S&P500 6053.25(+6.50 +0.11%)
ナスダック100先物 21290.00(+31.50 +0.14%)
きょうの米株価指数先物市場は落ち着きを取り戻しており、ダウ先物は小動きで推移しているほか、前日急落したIT・ハイテク株に買い戻しも入っており、ナスダック100は反発している。中国の新興企業のディープシークが構築に600万ドル未満しかかかっていない無料のオープンソースの大型言語モデルを発表したことで、現在のIT大手が投じている巨額な設備投資に疑問符が付いた。
前日のIT・ハイテク株の下げは行き過ぎとの声も多い。米企業によるAIへの投資は当面、力強く成長を続け、中国企業のモデルはクラウドサービスプロバイダーを活用したものだが、この技術はまだ初期段階だとの指摘も出ている
一方、トランプ大統領の発言で、鳴りを潜めていた関税の話題が再浮上している。トランプ大統領は27日、外国製半導体チップと鉄鋼、医薬品に近く関税を適用する方針を明らかにし、銅とアルミニウム製品にも関税を賦課すると語った。 ただ、関税が話題に上っている割には株式市場は落ち着いた反応を見せており、静観している状況。
投資家の目先の注目は、マグニフィセント7も含めた、今週から活発化する決算に向かっている。中国AI企業のニュースで特にIT・ハイテク企業の決算に注目が集まっているようだ。
また、本日からFOMCが始まり、今回は据え置きが確実視されているものの、パウエル議長の発言などに注目が集まっている。強い米雇用統計などで利下げ期待を後退させているものの、パウエル議長はその可能性を排除することはないと見られているようだ。
GM<GM>が時間外で下落。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。米国が好調だったほか、中国部門の業績も改善した。ただ、株価は軟調。アナリストが同社は依然として厳しい2025年の課題に直面していると述べていた。
通信機器のシエナ<CIEN>が時間外で反発。前日は中国のディープシークの影響で同社も20%超急落していたが、アナリストは同社のような通信関連銘柄に対する今回の投資家の反応は過剰だと述べている。
ボーイング<BA>が取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株損益の赤字が予想以上に膨らんだほか、売上高も予想を下回った。注目のフリーキャッシュフロー(FCF)の赤字は41億ドルと予想は下回った。ただ、事前に暫定決算が公表されていたこともあり、時間外で株価は小動き。
産業用アプリ開発のグレコ<GGG>が下落。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回った。産業分野が冴えなかった。
(NY時間08:53)(日本時間22:53)時間外
GM<GM> 53.15(-1.77 -3.22%)
シエナ<CIEN> 79.99(+3.70 +4.85%)
ボーイング<BA> 175.15(-0.01 -0.01%)
グレコ<GGG> 80.10(-5.85 -6.81%)
アップル<AAPL> 230.16(+0.30 +0.13%)
マイクロソフト<MSFT> 435.90(+1.34 +0.31%)
アマゾン<AMZN> 234.49(-0.93 -0.40%)
アルファベット<GOOG> 195.00(+1.23 +0.63%)
テスラ<TSLA> 397.07(-0.08 -0.02%)
メタ<META> 665.50(+5.62 +0.85%)
エヌビディア<NVDA> 121.98(+3.56 +3.01%)
AMD<AMD> 115.13(+0.12 +0.10%)
イーライリリー<LLY> 804.50(-3.67 -0.45%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース