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    2025年1月21日 23時41分

    3Mが決算受け上昇 さらなる進展を示唆=米国株個別

    (NY時間09:38)(日本時間23:38)
    3M<MMM> 145.59(+4.56 +3.23%)

     3M<MMM>が上昇。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。25年度通期のガイダンスも公表し、予想を下回る1株利益の見通しを示している。同社は、ブラウンCEOが経営立て直し計画を進めている中、今年度の増益を見込み、ガイダンスもコスト削減と生産性向上により、さらなる進展を見込んでいることを示唆している。

     ブラウンCEOは7月下旬に、新製品の開発を加速し、同社の複雑な組織の無駄削減と低迷する売上高の伸び改善の目標を発表して以来、同社株は上昇。ただ、投資家にとって重要な指標である営業利益率は第4四半期には19.7%となったが、予想の20.1%には届かなかった。

     同CEOは新製品のパイプライン活性化に重点的に取り組む一方、永久化学物質事業からの撤退など、過去の遺産とも言える問題の解決にも取り組んでいる。同社は12月に、データセンターを成長の源泉と位置づけ、非公開企業のコネック社とライセンス契約を発表した。同CEOはまた、リモートワーク政策も変更し、幹部社員は火曜日から木曜日までオフィスに出社するよう求めている。この3日間は「コラボレーションデー」と名付けられた。

    (10-12月・第4四半期)
    ・売上高:58.0億ドル(予想:57.8億ドル)
    ・1株利益(調整後):1.68ドル(予想:1.66ドル)
    ・営業利益率(調整後):19.7% (20.1%)
    ・FCF(調整後):13億ドル

    (通期見通し)
    ・1株利益(調整後):7.60~7.90ドル(予想:7.79ドル) ・売上高:0.5~1.5%増
    ・既存事業売上高:2~3%増(予想:2.9%増)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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