（NY時間09:39）（日本時間23:39）
ビンセルクス<VINC>　0.39（+0.20　+100.72%）

　経営難に陥っているバイオ医薬品のビンセルクス・ファーマ<VINC>が急騰。先週末引け後に非公開企業のオコリー社との合併で合意したと発表した。オコリー社の株主が新会社の９５％を所有し、ビンセルクスの株主は約５％を所有することになる。この取引には、ビンセルクスの既存株主に対する最低限の完全希薄化後株式価値１３６６万ドルが含まれる。

　オコリー社の投資家はビンセルクスに１５０万ドルの中間融資を２回に分けて提供。ビンセルクスは人員削減を含むさらなる合理化とコスト管理策を実施しているとしている。

　ハムディＣＥＯは退任するが、会長職には留まるとしている。イズミ社長兼ＣＯＯは辞任。ゼレンバーガーＣＦＯを退任する。

【企業概要】
　がん治療のアンメットメディカルニーズに応えるための新規治療法を開発する臨床段階のバイオ製薬会社。臨床段階以降の低分子医薬品プログラムと、進行性の固形腫瘍を標的とする前臨床段階のバイオコンジュゲーション・次世代ADCプラットフォームの開発・製造・商業化・サブライセンス・販売に取り組む。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美


株探ニュース