2024年12月20日 3時54分
バーテックスが大幅安 中間試験でプラセボよりも良い結果を出せず=米国株個別
(NY時間13:54)(日本時間03:54)
バーテックス・ファーマ<VRTX> 391.93(-55.58 -12.42%)
医薬品のバーテックス・ファーマ<VRTX>が大幅安。同社の非中毒性腰痛治療薬が中間試験で、プラセボ(偽薬)よりも良い結果を出せなかった。同社は引き続き同薬の臨床試験を継続し、重要な後期試験でプラセボ効果を抑制する計画だと述べている。
今回の結果により、のう胞性線維症治療薬以外の分野への多角化を目指す同社の要となるこの薬剤に疑問が投げかけられた形となった。
アナリストは「この鎮痛剤が次の成長の原動力を必要としている同社にとって数十億ドル規模の事業となる可能性がある。今回の臨床試験の結果は明らかに同社にとって後退だ」と述べた。
また、別のアナリストは「今回のデータは最悪に近いシナリオを反映しており、慢性疼痛の症状に対する潜在的可能性に大きなリスクをもたらす」とも指摘していた。
【企業概要】
嚢胞性線維症・鎌状赤血球症・輸血依存性βサラセミアなど、慢性遺伝性疾患の根本原因を治療する医薬品の開発・製造・販売を手掛けるバイオテクノロジー会社。APOL1を介する腎臓病、急性・神経因性疼痛、一型糖尿病、一型筋強直性ジストロフィー、α1アンチトリプシン欠乏症など、他の重篤な疾患の治療法開発も進める。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
バーテックス・ファーマ<VRTX> 391.93(-55.58 -12.42%)
医薬品のバーテックス・ファーマ<VRTX>が大幅安。同社の非中毒性腰痛治療薬が中間試験で、プラセボ(偽薬)よりも良い結果を出せなかった。同社は引き続き同薬の臨床試験を継続し、重要な後期試験でプラセボ効果を抑制する計画だと述べている。
今回の結果により、のう胞性線維症治療薬以外の分野への多角化を目指す同社の要となるこの薬剤に疑問が投げかけられた形となった。
アナリストは「この鎮痛剤が次の成長の原動力を必要としている同社にとって数十億ドル規模の事業となる可能性がある。今回の臨床試験の結果は明らかに同社にとって後退だ」と述べた。
また、別のアナリストは「今回のデータは最悪に近いシナリオを反映しており、慢性疼痛の症状に対する潜在的可能性に大きなリスクをもたらす」とも指摘していた。
【企業概要】
嚢胞性線維症・鎌状赤血球症・輸血依存性βサラセミアなど、慢性遺伝性疾患の根本原因を治療する医薬品の開発・製造・販売を手掛けるバイオテクノロジー会社。APOL1を介する腎臓病、急性・神経因性疼痛、一型糖尿病、一型筋強直性ジストロフィー、α1アンチトリプシン欠乏症など、他の重篤な疾患の治療法開発も進める。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース