米株価指数先物（12月限）（NY時間08:35）（日本時間22:35）
ダウ先物　44399（+64.00　+0.14％）
S＆P500　6065.75（+19.50　+0.32％）
ナスダック100先物　21511.75（+106.50　+0.50％）

　きょうの米株価指数先物市場、先ほど発表の１１月の米消費者物価指数（ＣＰＩ）を受けてダウ先物は買いの反応を見せている。ＦＲＢが注目しているコア指数は前年比で３カ月連続の３．３％となった。ディスインフレのさらなる進展は見られていないものの、インフレの再浮上は確認されてない。

　市場は来週のＦＯＭＣの動向を探っているが、０．２５％ポイントの利下げ期待を裏付ける内容ではあるようだ。今回の数字を受けて短期金融市場での利下げ期待に変化はなく、ＣＭＥのフェドウォッチでは、利下げの可能性を８８％と見積もっている。

　ただ、米株式市場は最高値更新で調整色が強まっている。一部からは「まだ強気相場にあると考えているが、一息つくために調整局面が必要なのは明らか」といったコメントも聞かれた。

　百貨店のメーシーズ<M>が時間外で大幅安。取引開始前に遅延していた８－１０月期決算（第３四半期）を発表し、既存店売上高が予想以上の減収となった。問題となっていた配送費の修正で、通期ガイダンスで１株利益の見通しを下方修正したことが嫌気されている。

　ＧＭ<GM>が時間外で上昇。前日引け後に自動運転車を手掛けるクルーズ事業でのロボタクシーから撤退すると発表した。同社は今回の撤退で年間１０億ドルのコスト削減が期待されると発表。

　空飛ぶタクシーを手掛けるジョビー・アビエーション<JOBY>が時間外で下落。増資計画を発表した。

　ゲームソフト販売のゲームストップ<GME>が決算を受け時間外で上昇。売上高は予想を下回ったものの、１株利益は予想外の黒字となった。

（NY時間08:45）（日本時間22:45）時間外
メーシーズ<M>　14.90（-1.82　-10.89%）
ＧＭ<GM>　53.70（+0.96　+1.82%）
ジョビー・アビエーション<JOBY>　8.18（-0.36　-4.22%）
ゲームストップ<GME>　27.81（+0.88　+3.27%）

アップル<AAPL>　248.20(+0.43　+0.17％)
マイクロソフト<MSFT>　444.40(+1.07　+0.24％)
アマゾン<AMZN>　226.20(+1.16　+0.52％)
アルファベット<GOOG>　186.05(-0.48　-0.26％)
テスラ<TSLA>　409.75(+8.76　+2.18％)
メタ<META>　623.78(+4.46　+0.72％)
エヌビディア<NVDA>　137.03(+1.96　+1.45％)
AMD<AMD>　129.00(+1.26　+0.99％)
イーライリリー<LLY>　795.90(-3.68　-0.46％)

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース