（NY時間13:56）（日本時間03:56）
ブロック<SQ>　93.10（+4.55　+5.14%）

　アナリストが小規模小売店の決済処理システムを手掛けるブロック<SQ>に注目している。２０２５年に向けて最も注目している銘柄の１つだという。投資判断は「買い」、目標株価も従来の９０ドルから１２０ドルに引き上げた。先週末終値よりも３５％高い水準。

　同社は旧ツイッターを創業したドーシー氏が設立した企業だが、ＰＯＳシステムを提供するスクエア、デジタルウォレットのキャッシュアプリや後払い決済のアフターペイがある。

　後者の２つのセグメントは最近規制当局の監視下に置かれているが、同アナリストによると、来年には規制が緩和され恩恵を受ける見通しだと述べている。スクエアの総決済額は２０２５年には２－３に急増する可能性があり、効率性の向上により、同社のＥＢＩＴＤＡの伸びは３０％に達するだろうと予測している。

　２０２５年を見据えると、長期的成長の最大の推進要因である直接預金の浸透率向上を巡るインセンティブ、およびローンやコマースのイニシアティブ（キャッシュアプリやキャッシュアプリカードのアフターペイなど）の成長を原動力とし、粗利益は１０％台半ばで成長する可能性があると考えているという。

　また、Ｓ＆Ｐ５００に組み入れられる可能性もあるとも付け加えている。時期を特定するのは難しいが、Ｓ＆Ｐの組み入れ基準をすべて満たしていると考えているという。

【企業概要】
　米国・カナダ・日本など幅広い地域のサービス・食品関連・小売やその他の多様な業界における、個人事業主から多店舗企業と様々な規模の販売者向けに、ソフトとハードウェアに金融サービスを組み合わせ販売者を支援するコマースエコシステムと決済サービスを提供する。個人向けの金銭管理Cash Appも提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース