株探米国株

NYダウ (25日終値)
44,736.57
+440.06
0.99%
S&P500 (25日終値)
5,987.37
+18.03
0.30%
ナスダック総合 (25日終値)
19,054.83
+51.18
0.26%
探検
  • トップ
  •  >  米国株
  •  >  市場ニュース
  •  >  米財務省がJPモルガンを調査 顧客ファンドにイラン石油ネットワーク関与か
  • 銘柄ニュース
    戻る
    2024年11月23日 0時50分

    米財務省がJPモルガンを調査 顧客ファンドにイラン石油ネットワーク関与か

     米財務省はJPモルガン<JPM>とその顧客ヘッジファンドとの関係を調査している。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。イランの石油トレーダー、ホセイン・シャムハニ氏が統括するネットワークでそのヘッジファンドが何らかの役割を担っていると見られているという。

     調査は初期段階のもので、ロンドンやドバイ、ジュネーブに拠点を置くヘッジファンド、オーシャン・レオニード・インベストメンツが顧客になった際に、JPモルガンが全ての規則や規制を順守したかどうかが焦点だという。オーシャン・レオニードは最近、ドバイ国際金融センター(DIFC)から業務停止処分を受けている。

     米財務省が関心を抱いているのは主にシャムハニ氏の活動だが、銀行コンプライアンスの不備があった可能性も調べているという。金融に関するシャムハニ氏との西側の関係については、FRBも目を向けている。

     米国の管轄内で業務を営む銀行は、マネーロンダリング(資金洗浄)やテロ資金調達といった不正がないか顧客を調査し、疑わしい取引については当局に通報する義務を負う。

     シャムハニ氏の父親アリ氏はイランの最高指導者ハメネイ師の顧問として著名な人物で、2020年1月に米財務省外国資産管理局(OFAC)の制裁対象となった。イランの国防政策における「重要な役割」と、ハメネイ師の指針に沿った政治や情報、社会、経済の活動調整を支援したことが指摘されていた。

    株探ニュース