2024年11月22日 5時20分
前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―
■カドカワ <9468> 4,128円 (-218円、-5.0%)
東証プライムの下落率2位。KADOKAWA <9468> [東証P]が5日ぶり急反落。同社株を巡っては、19日の取引時間中にロイター通信が、ソニーグループ <6758> [東証P]がカドカワの買収に向け協議をしていると報じたことを受け、買い注文が殺到。同日はストップ高比例配分となり、翌20日も一時ストップ高に買われた。報道では、交渉が成立すれば数週間以内に契約になるとしている。東京証券取引所は20日、買収に関する不明確な情報が生じているとして、カドカワ株について注意喚起を行っていたが、同日の取引終了後にカドカワはコメントを開示。「当社株式の取得に係る初期的意向表明を受領している」と明らかにした。観測報道を受けて急騰を演じていたとあって、21日のカドカワ株は目先の利益を確定する目的の売りが優勢となった。
■アドテスト <6857> 9,385円 (-156円、-1.6%)
アドバンテスト <6857> [東証P]が3日ぶりに反落。半導体製造装置関連は強弱観対立のなかもみ合う展開となった。日本時間早朝に開示された米画像処理半導体大手エヌビディア <NVDA> の決算は8~10月期の売上高が前年同期比94%増収となったほか、最終利益も倍増以上の伸びを示し、売上高、利益ともに事前コンセンサスを上回った。いずれも四半期ベースで過去最高を更新し、次世代半導体「ブラックウェル」の貢献により24年11月~25年1月期の売上高見通しも市場予想を上回る好調が見込まれている。ただ、エヌビディアは事前に好決算を株価に織り込まれていた部分もあり、時間外では利益確定の売りに押された。エヌビディアのGPU向けに半導体テスターを納入するアドテストは、前日20日までの直近2営業日合計で440円以上水準を切り上げていたこともあり、目先筋の利食いを誘発したようだ。
■イワキ <6237> 2,705円 (-45円、-1.6%)
イワキポンプ <6237> [東証P]が8日続落。同社は薬液用ケミカルポンプの開発・生産・販売を手掛ける。今月14日に発表した4-9月期連結決算は売上高が前年同期比0.5%増の225億4000万円、営業利益が同1.2%減の27億7100万円だった。大型展示会費用の発生や人件費など販管費の増加が利益面で重荷となった。冴えない決算内容を受けて株価は軟調な展開が続いた。
※21日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋
株探ニュース
東証プライムの下落率2位。KADOKAWA <9468> [東証P]が5日ぶり急反落。同社株を巡っては、19日の取引時間中にロイター通信が、ソニーグループ <6758> [東証P]がカドカワの買収に向け協議をしていると報じたことを受け、買い注文が殺到。同日はストップ高比例配分となり、翌20日も一時ストップ高に買われた。報道では、交渉が成立すれば数週間以内に契約になるとしている。東京証券取引所は20日、買収に関する不明確な情報が生じているとして、カドカワ株について注意喚起を行っていたが、同日の取引終了後にカドカワはコメントを開示。「当社株式の取得に係る初期的意向表明を受領している」と明らかにした。観測報道を受けて急騰を演じていたとあって、21日のカドカワ株は目先の利益を確定する目的の売りが優勢となった。
■アドテスト <6857> 9,385円 (-156円、-1.6%)
アドバンテスト <6857> [東証P]が3日ぶりに反落。半導体製造装置関連は強弱観対立のなかもみ合う展開となった。日本時間早朝に開示された米画像処理半導体大手エヌビディア <NVDA> の決算は8~10月期の売上高が前年同期比94%増収となったほか、最終利益も倍増以上の伸びを示し、売上高、利益ともに事前コンセンサスを上回った。いずれも四半期ベースで過去最高を更新し、次世代半導体「ブラックウェル」の貢献により24年11月~25年1月期の売上高見通しも市場予想を上回る好調が見込まれている。ただ、エヌビディアは事前に好決算を株価に織り込まれていた部分もあり、時間外では利益確定の売りに押された。エヌビディアのGPU向けに半導体テスターを納入するアドテストは、前日20日までの直近2営業日合計で440円以上水準を切り上げていたこともあり、目先筋の利食いを誘発したようだ。
■イワキ <6237> 2,705円 (-45円、-1.6%)
イワキポンプ <6237> [東証P]が8日続落。同社は薬液用ケミカルポンプの開発・生産・販売を手掛ける。今月14日に発表した4-9月期連結決算は売上高が前年同期比0.5%増の225億4000万円、営業利益が同1.2%減の27億7100万円だった。大型展示会費用の発生や人件費など販管費の増加が利益面で重荷となった。冴えない決算内容を受けて株価は軟調な展開が続いた。
※21日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋
株探ニュース