（NY時間09:43）（日本時間23:43）
コムキャスト<CMCSA>　42.25（-0.08　-0.18%）

　ケーブルＴＶ大手のコムキャスト<CMCSA>がニュース専門局「ＭＳＮＢＣ」や「ＣＮＢＣ」「ＵＳＡ」などのＣＡＴＶチャンネルをスピンオフする計画が伝わった。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。視聴者や広告主を失いつつあるＣＡＴＶ事業へのエクスポージャーを減らす。

　一方、放送ネットワーク「ＮＢＣ」やストリーミングＴＶ部門「ピーコック」は傘下に残るほか、人気リアリティー番組を持つケーブルチャンネル「Ｂｒａｖｏ」も傘下に留まる見通し。

　すでに観測報道を伝えていたウォールストリート・ジャーナル（ＷＳＪ）によると、分離されるネットワークの年間売上高は約７０億ドル。ＮＢＣユニバーサルの現会長で、テレビとストリーミングを統括するラザラス氏が新会社のＣＥＯに就任する。

　同社は他にも経営陣の見直しを計画しており、ＮＢＣの最高コンテンツ責任者ラングレー氏がＮＢＣユニバーサルのエンターテインメント・スタジオ部門の会長に就任する一方、同社の消費者向けストリーミング事業を率いるストラウス氏はラザラス氏が務めていたポジションに就く。

　株価は買い先行で始まったものの下げに転じている。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース