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    2024年11月19日 23時35分

    米政府、ロシアの核ドクトリン改定に反応しない方針

     プーチン大統領が核ドクトリンの改定を承認し、核兵器の使用基準を緩和したことで、市場は地政学的リスクを再燃させている。プーチン大統領はドローンを含む通常兵器による大規模攻撃を受けた場合の対応として、核による報復を可能にする大統領令に署名した。なお、ウクライナはロシア領内に米国から提供された長距離ミサイル「ATACMS」での初のロシア領内への攻撃を実施したと伝わった。

     本日はブラジルで開催されているG20サミットの最終日だが、米国はロシアの核ドクトリン変更には対応しないと表明。

     米国家安全保障会議(NSC)の報道官は、ロシアは数週間前から更新の兆候を示していたとし、バイデン政権は驚いていないと述べた。米国は自国の核態勢やドクトリンを調整する必要性は感じていないとし、「ロシアの動きは過去2年間で目にしてきた無責任な発言のさらに上を行くものだ」と付け加えた。

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