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    2024年11月14日 23時36分

    ディズニーが決算受け大幅高 映画、ストリーミングが好調 25年度の1株利益は予想上回る伸び見込む=米国株個別

    (NY時間09:34)(日本時間23:34)
    ディズニー<DIS> 113.65(+10.93 +10.64%)

     ディズニー<DIS>が上昇。取引開始前に7-9月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。動画配信でもディズニー+、Huluとも加入者数が予想を上回っている。第4四半期の収益性改善はアイガーCEOが実施した事業転換を裏付けるものとなった。

     第4四半期は映画スタジオの業績向上が一部牽引した。「インサイド・ヘッド2」や「デッドプール&ウルヴァリン」などの大ヒット作により、同部門は今年に入って絶好調となっている。また、ストリーミング事業も2四半期連続で黒字を達成。主力サービスのディズニー+の加入者数が増加した。

     ジョンストンCFOは「最近の値上げや一部のプロモーション終了の影響により、第1四半期のディズニー+の主要な加入者数は小幅に減少するが予想されるが、その後の四半期には伸びが再開すると予想している」と述べている。

     同社は今回、長期のガイダンスまで公表し、25年度については、1株利益が1桁台後半の伸びを見込んでおり、予想の4%増を上回る見通しを示した。一方、26年度、27年度の1株利益については2桁の成長を見込んでいる。同社はこれまで長期予測は行わない慣例であった。

    (7-9月・第4四半期)
    ・1株利益(調整後):1.14ドル(予想:1.10ドル)
    ・売上高:225.7億ドル 6.3%増(予想:224.7億ドル)
      エンタテインメント:108.3億ドル(予想:106.6億ドル)
      スポーツ:39.1億ドル(予想:39.5億ドル)
      体験:82.4億ドル(予想:82億ドル)
    ・営業利益:36.6億ドル(予想:37.1億ドル)

    *加入者数
    ・ディズニー+コア:1億2270万人(予想:1億1985万人)
     ディズニー+・ホットスター:3590万人(予想:3563万人)
    ・Hulu:5200万人(予想:5193万人)
     Hulu&LiveTV:460万人(予想:458万人)

    (10-12月・第1四半期見通し)
    ・ディズニー+のコア加入者数:前期比小幅減少
    ・コンテンツ販売およびライセンス・その他の売上高:前期比ほぼ横ばい

    ・ハリケーンの影響により体験の営業利益は約1億3000万ドル、ディズニー・クルーズラインの立ち上げ前の費用により約9000万ドルの影響を受ける見通し

    (25年度通期見通し)
    ・1株利益(調整後):1桁台後半の成長(予想:4%増)
    ・営業キャッシュフロー:約150億ドル
    ・自社株買い:30億ドルを目標
    ・エンターテイメント事業の営業利益:2桁成長
    ・スポーツ事業の営業利益:13%増
    ・体験事業の営業利益:6~8%増

    (26年度見通し)
    ・1株利益(調整後):2桁成長
    ・営業キャッシュフロー:2桁成長

    (27年度見通し)
    ・1株利益(調整後):2桁成長

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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