ＮＹ時間の終盤に入っても、米下院の議席獲得の情勢は朝から変化がない。米大統領選および議会選挙はまだ開票作業が続いているが、大統領選と上院は情勢が確定。上院は１議席がまだ残っているが、共和党が５２議席の獲得をすでに確実にしており、共和党の多数派奪還が確実となった。採決が二分した場合の副大統領の投票も共和党となる。

　注目の下院がまだ決まっていない。現時点で１４選挙区で当確が出ていない状況。共和党が２１５議席を当確とし、過半数まであと３議席に迫っている。下院も共和党が多数派を獲得し、ホワイトハウス、上下両院とも共和党が占める、共和党スウィープになるか注目される。

　共和党スウィープになれば、トランプ氏が選挙中に主張していた政策が通りやすくなるが、米議会の場合、日本の国会のように事前に与党内で法案の賛否を多数決で決めたうえで本議会に臨むわけではなく、本会議で欠席や無効投票、造反などが出るケースも少なくない。その点も考慮すれば、僅差での勝利では不安定で、できるだけ議席は多く獲得しておきたいところではある。

※米ＡＢＣニュース（日本時間13日05時20分現在）
（予想込み）
◆米下院　議席：435
共和党：215　民主党：206
過半数：218

◆大統領選　選挙人：538
トランプ氏：312　ハリス氏：226
過半数：270
★トランプ氏の勝利で確定

◆米上院　議席：100+副大統領
共和党：52　民主党：47
過半数：51
★共和党が多数派獲得

株探ニュース