（NY時間09:46）（日本時間23:46）
ライブ・ネイション<LYV>　127.74（+3.94　+3.18%）

　コンサートプロモーターのライブ・ネイション・エンタテインメント<LYV>が上昇。前日引け後に７－９月期決算（第３四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を下回った。ただ、株価はポジティブな反応。営業利益が予想を上回ったことが好感されている模様。特にコンサートによる営業利益が売上高の減少を相殺した。
　
　アナリストは「コンサートにおける営業利益が売上高の減少を相殺した。ただ、チケット販売とスポンサーシップはともに自身の予測を下回った」と指摘。

　また、「トランプ政権の誕生に際し、経営陣は楽観的な見方を示している。バイデン政権が求めているようなチケットマスター訴訟の解決ではなく、救済措置を講じることを期待したい」とも語った。チケットマスター訴訟は、チケットマスター社が独占的なチケット販売手法や価格操作を巡る訴訟。

（７－９月・第３四半期）
・１株利益：1.66ドル（予想：1.68ドル）
・売上高：76.5億ドル　6.2％減（予想：78.0億ドル）
　　コンサート：65.8億ドル（予想：67.0億ドル）
　　チケット：6.94億ドル（予想：7.49億ドル）
　　スポンサーシップ・広告：3.90億ドル（予想：3.97億ドル）
・営業利益（調整後）：9.91億ドル（予想：8.57億ドル）
・FCF（調整後）：6.63億ドル

【企業概要】
　ウェブサイト・モバイルアプリ・小売店・コールセンターを通じて、コンサートチケットを販売する。ライブイベントの推進、会場の運営・管理、世界各地の音楽祭の制作、関連コンテンツの制作、アーティストへのマネジメントやその他のサービスを提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース