2024年11月11日 23時53分
アッヴィが大幅安 統合失調症治療薬の中間試験で主要目標達成できず=米国株個別
(NY時間09:51)(日本時間23:51)
アッヴィ<ABBV> 174.52(-24.98 -12.52%)
ブリストル<BMY> 59.79(+5.65 +10.44%)
医薬品のアッヴィ<ABBV>が大幅安。統合失調症治療薬の2つの中間試験で主要目標を達成できなかった。同社の発表によると、統合失調症治療薬「エムラクリジン」が、精神疾患の症状の重さを測る尺度において統計的に有意な改善を示さなかったという。同社は次のステップを決定するためにデータを分析する予定だとしている。
投資家たちは同社の今回の臨床試験失敗を、9月下旬に70年ぶりの新型統合失調症治療薬の承認をFDAから取得したブリストル・マイヤーズ スクイブ<BMY>にとっては朗報と捉えているようで、ブリストル株は大幅高となっている。
アナリストは「今回の結果は重要なデータが出る前に会社を買収した場合に買い手が直面する大きな失望のもう1つの例だ」と指摘した。
何十年もの間、統合失調症の治療薬はドーパミン受容体に焦点を当ててきた。しかし、これらの薬が効く患者は限られている。また、体重増加や眠気などの不快な副作用のために、薬を飲み続ける患者は半数以下となっているのが現状。
【企業概要】
*アッヴィ
免疫・腫瘍・美容・神経科学・眼科医療の各分野における治療法を研究・開発・提供するバイオ医薬品会社。関節リウマチ・尋常性乾癬・慢性リンパ性白血病・卵巣癌・慢性片頭痛などを含む多くの医薬品を提供するほか、運動障害、精神疾患などの神経疾患で承認された治療薬とパイプラインの開発を進める。
*ブリストル
主にがんや免疫系・心血管疾患領域の革新的な医薬品を発見・開発・提供するバイオ医薬品会社。メラノーマ・膀胱がん・胃がんとその他の癌を対象とする完全ヒト型モノクローナル抗体Opdivoや、多発性骨髄腫・リンパ腫等を適応症とする経口免疫調整薬、非小細胞肺がんの治療に使用される抗がん剤等を提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
アッヴィ<ABBV> 174.52(-24.98 -12.52%)
ブリストル<BMY> 59.79(+5.65 +10.44%)
医薬品のアッヴィ<ABBV>が大幅安。統合失調症治療薬の2つの中間試験で主要目標を達成できなかった。同社の発表によると、統合失調症治療薬「エムラクリジン」が、精神疾患の症状の重さを測る尺度において統計的に有意な改善を示さなかったという。同社は次のステップを決定するためにデータを分析する予定だとしている。
投資家たちは同社の今回の臨床試験失敗を、9月下旬に70年ぶりの新型統合失調症治療薬の承認をFDAから取得したブリストル・マイヤーズ スクイブ<BMY>にとっては朗報と捉えているようで、ブリストル株は大幅高となっている。
アナリストは「今回の結果は重要なデータが出る前に会社を買収した場合に買い手が直面する大きな失望のもう1つの例だ」と指摘した。
何十年もの間、統合失調症の治療薬はドーパミン受容体に焦点を当ててきた。しかし、これらの薬が効く患者は限られている。また、体重増加や眠気などの不快な副作用のために、薬を飲み続ける患者は半数以下となっているのが現状。
【企業概要】
*アッヴィ
免疫・腫瘍・美容・神経科学・眼科医療の各分野における治療法を研究・開発・提供するバイオ医薬品会社。関節リウマチ・尋常性乾癬・慢性リンパ性白血病・卵巣癌・慢性片頭痛などを含む多くの医薬品を提供するほか、運動障害、精神疾患などの神経疾患で承認された治療薬とパイプラインの開発を進める。
*ブリストル
主にがんや免疫系・心血管疾患領域の革新的な医薬品を発見・開発・提供するバイオ医薬品会社。メラノーマ・膀胱がん・胃がんとその他の癌を対象とする完全ヒト型モノクローナル抗体Opdivoや、多発性骨髄腫・リンパ腫等を適応症とする経口免疫調整薬、非小細胞肺がんの治療に使用される抗がん剤等を提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース