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    2024年11月8日 6時52分

    ピンタレスト、決算受け時間外で14%の大幅安 予想下回る年末商戦の見通し示す=米国株個別

    (NY時間16:50)(日本時間06:50)時間外
    ピンタレスト<PINS> 29.05(-4.88 -14.38%)

     デジタル画像検索収集サイトのピンタレスト<PINS>が時間外で大幅安。引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。月間アクティブユーザー数も予想を上回っている。ただ、株価は冴えない反応。ホリデーシーズンである第4四半期のガイダンスも公表し、予想を下回る売上高見通しを示したことが嫌気されている模様。

     同社は、消費者がサイトを閲覧して目にした商品を購入する「買い物ができる」コンテンツを重視している。アマゾン<AMZN>とパートナーシップを結び、同社のユーザーがeコマース企業から直接、美容品や衣料品、インテリアなどの商品を購入できるようにした。

     また、アマゾンやグーグルと協力して広告枠を埋め、ブランドの認知度を高めるだけでなく、プロモーションのクリックや商品購入を促す、よりダイレクト・レスポンスの高い広告を提供。同社のピンボードスタイルのサイトは、オンラインショッピングが特に好きなZ世代の人気から利益を得ている。

     広告費で競合する同業他社のメタ<META>やスナップ<SNAP>は今回の決算で、売上高とユーザー数の伸びで予想を上回っていたが、これは主にAIへの投資に起因していた。同社もユーザーにより良い広告やおすすめの写真や画像を提供するためにAIに投資。第3四半期の総経費は9.04億ドルで予想の8.75億ドルを上回っていた。

    (7-9月・第3四半期)
    ・1株利益(調整後):0.40ドル(予想:0.34ドル)
    ・売上高:8.98億ドル、18%増(予想:8.97億ドル)
    ・月間アクティブユーザー数:5.37億人(予想:5.32億人)
      北米:9900万人(予想:9851万人)
      欧州:1.39億人(予想:1.38億人)
      その他:3.0億人(予想:2.96億人)
    ・ユーザーあたり平均売上高(ARPU):1.70ドル(予想:1.70ドル)
    ・EBITDA(調整後):2.42億ドル(予想:2.24億ドル)

    (10-12月・第4四半期見通し)
    ・売上高:11.3~11.5億ドル(予想:11.5億ドル)

    【企業概要】
     モバイルアプリやウェブからアクセス可能なビジュアル検索プラットフォームを運営する。ユーザーは、Pinと呼ばれるコンテンツを閲覧しながら、自分の好みを微調整し、完璧なアイデアを見つけることができる。ブランドはデジタル広告を通じて、発見から購入までのあらゆるポイントで顧客にリーチすることが可能。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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