（NY時間10:51）（日本時間00:51）
バイキング・セラピューティクス<VKTX>　66.71（-6.17　-8.47%）

　バイオ医薬品のバイキング・セラピューティクス<VKTX>が下げに転じている。同社は口径の減量薬の開発で注目を集めているが、同社の治験薬「ＶＫ２７３５」が高用量で患者の体重減を拡大させたこと報告。アナリストらも今回の試験結果に肯定的な見方を示し、吐き気の点で患者の忍容性が高い点を強調している。

　このニュースを受けて株価は買い先行で始まり、一時７９．１０ドルまで上昇したが、買いが一巡すると急速に戻り売りに押され下げに転じている。

　特段の悪材料は出ていないが、これまで期待感から年初来で２５７％急騰しており、材料出尽くし感も出ているのかもしれない。

【企業概要】
　代謝及び内分泌疾患のための新規治療法の開発に焦点を当てるバイオ医薬品会社。非アルコール性脂肪性肝炎・肥満・代謝障害を対象とした臨床試験を進めるほか、高LDL-コレステロール、2型糖尿病、X連鎖性副腎白質ジストロフィー等の治療法を開発する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース