（NY時間12:20）（日本時間01:20）
シェブロン<CVX>　153.87（+5.05　+3.39%）

　シェブロン<CVX>が上昇。取引開始前に７－９月期決算（第３四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。生産量も予想を上回っている。パーミアン盆地での増産が原油価格下落による影響を相殺した。大規模な自社株買いと配当による株主還元を継続する方針も強化。

　また、同社は新たなコスト削減計画の一環として、米国での人員削減の可能性を示唆した。ワースＣＥＯはインタビューで「３０億ドルの構造的コスト削減目標は資産売却、新技術の使用、ワークフローの変更からもたらされる」と述べた。同社は最近、インドのベンガルールに１０億ドルのイノベーション・ハブを開設し、エンジニアリングとデジタル・サービスの従業員を雇用している。

　同ＣＥＯは従業員削減についての質問に対し、「われわれは仕事の場所や方法を変えていくつもりだ」と答えた。「インドにあるセンターがその例だ。仕事のやり方や場所を変えるのだから、従業員にも影響がある」と述べた。

（７－９月・第３四半期）
・１株利益（調整後）：2.51ドル（予想：2.40ドル）
・売上高：506.7億ドル（予想：493.4億ドル）
・上流部門利益：45.9億ドル（予想：43.5億ドル）
　　米国：19.5億ドル
　　国際石油：26.4億ドル（予想：24.8億ドル）
・下流部門利益：5.95億ドル
　　国際石油：4.49億ドル
・世界生産量：日量3364mbo（予想：日量3278mboe）
・営業キャッシュフロー：97億ドル

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

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