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    2024年11月1日 22時39分

    アマゾンが決算受け上昇 ホリデーシーズンへの期待を示唆 AWSは予想範囲内も増収=米国株個別

    (NY時間09:38)(日本時間22:38)
    アマゾン<AMZN> 197.39(+10.99 +5.90%)

     アマゾン<AMZN>が上昇。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。営業利益も予想を上回っている。稼ぎ頭のクラウドのアマゾン・ウェブ・サービシズ(AWS)の売上高は予想範囲内だったものの19%増加した。第4四半期のガイダンスも公表し、予想を上回る営業利益の見通しを示し、好調なホリデーシーズンを見込んでいる。

     ジャッシーCEOは声明で「ホリデーシーズンを迎えるにあたり、われわれは顧客に何を提供できるかワクワクしている」と述べた。

     昨年は記録的な低成長に苦しんだクラウド事業だが、第3四半期は勢いを取り戻した。AWSの売上高は予想範囲内だったものの、営業利益は予想を上回っている。

     アナリストは、利益、AWS、国際小売事業をハイライトとして挙げた。「アマゾン、AWSと海外の小売事業が好調な利益を牽引し、生成AIへの大型投資も継続を試みている。AWSを通じたAIの収益化への非常に明確な道筋を考えると、同社の第3四半期の設備投資のステップアップは心地よい」と述べた。

     また、別のアナリストは「今回の第3四半期決算は売上高と利益がコンセンサスを上回り、利益ストーリーはまだ道半ばとのわれわれの見解を補強し続けている。AIへの短期的な投資はクセ者かもしれないが、長期的な可能性は損なわれていない」と述べている。

    (7-9月・第3四半期)
    ・1株利益:1.43ドル(予想:1.16ドル)
    ・売上高:1588.8億ドル 11%増(予想:1572.9億ドル)
      オンラインストア:614.1億ドル(予想:596.4億ドル)
      実店舗:52.3億ドル(予想:51.7億ドル)
      サードパーティセラー:378.6億ドル(予想:382.2億ドル)
      サブスク:112.8億ドル(予想:111.7億ドル)
      AWS:274.5億ドル 19%増(予想:274.9億ドル)
    ・営業利益:174.1億ドル (予想:147.5億ドル)

    (10-12月・第4四半期見通し)
    ・売上高:1815~1885億ドル(予想:1864億ドル)
    ・営業利益:160~200億ドル(予想:174.9億ドル)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース