2024年11月1日 18時45分
株価指数先物【引け後】 重要イベントを前にポジションはほぼニュートラル
大阪12月限
日経225先物 38120 -940 (-2.40%)
TOPIX先物 2645.0 -49.5 (-1.83%)
日経225先物(12月限)は前日比940円安の3万8120円で取引を終了。寄り付きは3万8390円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万8350円)にサヤ寄せする形から、売りが先行した。直後に付けた3万8130円を安値にショートカバーが入り、前場中盤にかけて3万8450円まで持ち直す場面もみられた。ただし、スキャルピング中心のトレードで資金回転が速いこともあり、カバーが一巡すると、前場終盤にかけて再び朝方に付けた安値水準まで売られる展開となり、ランチタイムでは3万8080円まで売られた。その後は3万8100円~3万8270円辺りで下げ渋る動きもみせていたが、終盤に持ち高調整とみられるロング解消の動きが強まり、一時3万7940円と節目の3万8000円を下回る場面もあった。
米国では10月の雇用統計の発表、来週には大統領選挙、連邦公開市場委員会(FOMC)を控えていることで、積極的にポジションを傾ける動きは限られていた。また、3連休を控えてオーバーウィークポジションを避ける動きが顕著だった。そのため、売り一巡後のリバウンド狙いのロングは強まらず、戻り待ち狙いのショートが優勢だった。
東証プライムの騰落銘柄は値下がり数が8割を占めていたほか、個別では決算内容を評価した物色がみられた程度であり、ファーストリテイリング <9983> [東証P]やアドバンテスト <6857> [東証P]、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさ株は、売り一巡後のリバウンド狙いの動きもみられず、終日軟調な推移だった。
米国での重要イベントを前に、ポジションはほぼニュートラルとみられるが、米大統領選の結果を受けた波乱を警戒し、ややショートに傾いている可能性はありそうだ。そのため、波乱の展開になったとしても、イベント通過後はアク抜けを想定した押し目狙いのロングが改めて入る可能性を意識しておきたい。
日経225先物は一時3万8000円を割り込んだものの、75日移動平均線(3万7830円)が支持線として意識されて下げ渋り、終値では200日線(3万8090円)を上回っている。3万8000円処での底堅さがみられるようだと、ショートカバーを誘う流れに向かいやすいとみておきたい。
一方で、下へのバイアスが強まる局面では、ボリンジャーバンドの-2σ(3万7650円)のほか、10月28日に付けた3万7550円辺りが支持線として意識される。オーバーシュート気味に-3σの3万7080円辺りまで下げる局面ではリバウンドを狙ったロング対応を想定しておきたい。
NT倍率は先物中心限月で14.41倍に低下した。25日線(14.46倍)を割り込んで始まり、一時14.36倍まで下げる場面もみられたが、その後は寄り付き水準での推移だった。米ハイテク株が下落した影響で相対的にTOPIX型優位の展開だったが、31日の引け後に7-9月期決算を発表したアマゾン・ドット・コム<AMZN>は1株利益が予想を上回り、時間外取引で5%超の上昇だった。米国市場でハイテク株が落ち着きをみせてくるかが注目される。
手口面(12月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が2万0275枚、ソシエテジェネラル証券が1万4439枚、サスケハナ・ホンコンが3760枚、バークレイズ証券が3202枚、JPモルガン証券が2799枚、ビーオブエー証券が1941枚、ゴールドマン証券が1937枚、野村証券が1905枚、モルガンMUFG証券が1409枚、SBI証券が1287枚だった。
TOPIX先物は、ABNクリアリン証券が2万5463枚、ソシエテジェネラル証券が1万8860枚、バークレイズ証券が6045枚、ゴールドマン証券が4528枚、JPモルガン証券が3569枚、モルガンMUFG証券が3108枚、サスケハナ・ホンコンが2986枚、ビーオブエー証券が1696枚、シティグループ証券が1173枚、みずほ証券が1138枚だった。
株探ニュース
日経225先物 38120 -940 (-2.40%)
TOPIX先物 2645.0 -49.5 (-1.83%)
日経225先物(12月限)は前日比940円安の3万8120円で取引を終了。寄り付きは3万8390円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万8350円)にサヤ寄せする形から、売りが先行した。直後に付けた3万8130円を安値にショートカバーが入り、前場中盤にかけて3万8450円まで持ち直す場面もみられた。ただし、スキャルピング中心のトレードで資金回転が速いこともあり、カバーが一巡すると、前場終盤にかけて再び朝方に付けた安値水準まで売られる展開となり、ランチタイムでは3万8080円まで売られた。その後は3万8100円~3万8270円辺りで下げ渋る動きもみせていたが、終盤に持ち高調整とみられるロング解消の動きが強まり、一時3万7940円と節目の3万8000円を下回る場面もあった。
米国では10月の雇用統計の発表、来週には大統領選挙、連邦公開市場委員会(FOMC)を控えていることで、積極的にポジションを傾ける動きは限られていた。また、3連休を控えてオーバーウィークポジションを避ける動きが顕著だった。そのため、売り一巡後のリバウンド狙いのロングは強まらず、戻り待ち狙いのショートが優勢だった。
東証プライムの騰落銘柄は値下がり数が8割を占めていたほか、個別では決算内容を評価した物色がみられた程度であり、ファーストリテイリング <9983> [東証P]やアドバンテスト <6857> [東証P]、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさ株は、売り一巡後のリバウンド狙いの動きもみられず、終日軟調な推移だった。
米国での重要イベントを前に、ポジションはほぼニュートラルとみられるが、米大統領選の結果を受けた波乱を警戒し、ややショートに傾いている可能性はありそうだ。そのため、波乱の展開になったとしても、イベント通過後はアク抜けを想定した押し目狙いのロングが改めて入る可能性を意識しておきたい。
日経225先物は一時3万8000円を割り込んだものの、75日移動平均線(3万7830円)が支持線として意識されて下げ渋り、終値では200日線(3万8090円)を上回っている。3万8000円処での底堅さがみられるようだと、ショートカバーを誘う流れに向かいやすいとみておきたい。
一方で、下へのバイアスが強まる局面では、ボリンジャーバンドの-2σ(3万7650円)のほか、10月28日に付けた3万7550円辺りが支持線として意識される。オーバーシュート気味に-3σの3万7080円辺りまで下げる局面ではリバウンドを狙ったロング対応を想定しておきたい。
NT倍率は先物中心限月で14.41倍に低下した。25日線(14.46倍)を割り込んで始まり、一時14.36倍まで下げる場面もみられたが、その後は寄り付き水準での推移だった。米ハイテク株が下落した影響で相対的にTOPIX型優位の展開だったが、31日の引け後に7-9月期決算を発表したアマゾン・ドット・コム<AMZN>は1株利益が予想を上回り、時間外取引で5%超の上昇だった。米国市場でハイテク株が落ち着きをみせてくるかが注目される。
手口面(12月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が2万0275枚、ソシエテジェネラル証券が1万4439枚、サスケハナ・ホンコンが3760枚、バークレイズ証券が3202枚、JPモルガン証券が2799枚、ビーオブエー証券が1941枚、ゴールドマン証券が1937枚、野村証券が1905枚、モルガンMUFG証券が1409枚、SBI証券が1287枚だった。
TOPIX先物は、ABNクリアリン証券が2万5463枚、ソシエテジェネラル証券が1万8860枚、バークレイズ証券が6045枚、ゴールドマン証券が4528枚、JPモルガン証券が3569枚、モルガンMUFG証券が3108枚、サスケハナ・ホンコンが2986枚、ビーオブエー証券が1696枚、シティグループ証券が1173枚、みずほ証券が1138枚だった。
株探ニュース