2024年10月25日 0時10分
ダウ平均は4日続落 テスラが決算受け大幅高=米国株序盤
NY株式24日(NY時間11:09)(日本時間00:09)
ダウ平均 42355.72(-159.23 -0.37%)
ナスダック 18366.58(+89.93 +0.49%)
CME日経平均先物 38025(大証終比:-135 -0.36%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は4日続落。ダウ平均については採用銘柄のIBM<IBM>、ボーイング<BA>が下落しており、指数を圧迫している一方、テスラ<TSLA>が決算を受けて大幅高となっており、ナスダックは反発している。
ダウ平均は今週に入って下げが続いている。新たに懸念材料が出たわけではなさそうだが、先週まで最高値更新を続けてきただけに、高値警戒感も出ているようだ。米大統領選をにらんで米国債利回りが上昇していることも、利益確定売りを誘っている模様。
「最近の株安を深読みし過ぎることはない。11月の米大統領選後、市場は若干の反落に見舞われるかもしれないが、その後は落ち着きを取り戻すだろう」との見方も出ている。この6週間を振り返ってみる必要があるという。上昇の一因は、大手銀の決算が非常に好調で株価の反応も良かったことにあるとも付け加えている。
その決算については、S&P500企業の27%以上が発表を終え、これらのうち76%が予想を上回る利益を計上している。
なお、この日発表になった雇用指標やPMI、住宅指標などは、いずれも予想を上回り米経済の底堅さを示していた。FRBが利下げを急がないとの見方を裏付ける内容ではあった。ただ、特に米株式市場での反応は見られていない。
テスラ<TSLA>が決算を受け大幅高。初めて黒字化した電動ピックアップトラック「サイバートラック」の販売が業績を押し上げた。マスクCEOは会見で来年の納車台数を20-30%増やすと強気な姿勢を表明したことも好感されている。
IBM<IBM>が決算を受け下落。売上高が予想を下回った。コンサルティング部門の需要鈍化が響いた。顧客が予算を拡大しておらず、一部の生成AIプロジェクトが従来のコンサルティングを犠牲にしていると説明している。
ボーイング<BA>が下落。労働組合はきのう、4年間で35%の賃上げを柱とする新たな労働協約案を否決した。組合側は特に年金に関する条件の改善を要求しており、ストを継続する。工場の操業停止に伴い巨額損失に直面する同社にとってはさらなる打撃となる。
海洋資源掘削のシードリル<SDRL>が上昇。同業のトランスオーシャン<RIG>との合併に向けた協議を進めていると報じられた。
半導体製造装置のラムリサーチ<LRCX>が決算を受け上昇。1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、第2四半期の見通しも予想を上回っている。同業のASML<ASML>が先日、弱い決算を公表したことから、同社に対しても不安感が高まっていたが、今回の数字は投資家に安心感をもたらしたようだ。
貨物輸送のUPS<UPS>が決算受け上昇。1株利益、売上高とも予想を上回った。取扱量の増加、収益性の高い荷物の増加、人件費の安定化などの恩恵を受け、同社は約2年ぶりに増収増益に転じた。
配車サービスのウーバー<UBER>とリフト<LYFT>が揃って下落。テスラ<TSLA>のマスクCEOが、来年に規制当局の承認を待ってテキサス州とカリフォルニア州で配車サービスの正式展開を目指すことを明らかにしたことが嫌気されている。
IBM<IBM> 218.23(-14.52 -6.24%)
シードリル<SDRL> 37.88(+2.70 +7.67%)
トランスオーシャン<RIG> 3.99(-0.13 -3.04%)
ラムリサーチ<LRCX> 75.86(+3.00 +4.12%)
ウーバー<UBER> 77.99(-1.84 -2.30%)
リフト<LYFT> 13.65(-0.02 -0.11%)
UPS<UPS> 139.40(+7.99 +6.08%)
ボーイング<BA> 154.98(-2.08 -1.32%)
アップル<AAPL> 229.91(-0.85 -0.37%)
マイクロソフト<MSFT> 424.42(-0.19 -0.04%)
アマゾン<AMZN> 185.83(+1.12 +0.61%)
アルファベットC<GOOG> 164.30(-0.18 -0.11%)
テスラ<TSLA> 251.21(+37.56 +17.58%)
メタ<META> 564.97(+1.28 +0.23%)
AMD<AMD> 153.57(+0.66 +0.43%)
エヌビディア<NVDA> 139.45(-0.11 -0.08%)
イーライリリー<LLY> 889.56(-13.69 -1.52%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ平均 42355.72(-159.23 -0.37%)
ナスダック 18366.58(+89.93 +0.49%)
CME日経平均先物 38025(大証終比:-135 -0.36%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は4日続落。ダウ平均については採用銘柄のIBM<IBM>、ボーイング<BA>が下落しており、指数を圧迫している一方、テスラ<TSLA>が決算を受けて大幅高となっており、ナスダックは反発している。
ダウ平均は今週に入って下げが続いている。新たに懸念材料が出たわけではなさそうだが、先週まで最高値更新を続けてきただけに、高値警戒感も出ているようだ。米大統領選をにらんで米国債利回りが上昇していることも、利益確定売りを誘っている模様。
「最近の株安を深読みし過ぎることはない。11月の米大統領選後、市場は若干の反落に見舞われるかもしれないが、その後は落ち着きを取り戻すだろう」との見方も出ている。この6週間を振り返ってみる必要があるという。上昇の一因は、大手銀の決算が非常に好調で株価の反応も良かったことにあるとも付け加えている。
その決算については、S&P500企業の27%以上が発表を終え、これらのうち76%が予想を上回る利益を計上している。
なお、この日発表になった雇用指標やPMI、住宅指標などは、いずれも予想を上回り米経済の底堅さを示していた。FRBが利下げを急がないとの見方を裏付ける内容ではあった。ただ、特に米株式市場での反応は見られていない。
テスラ<TSLA>が決算を受け大幅高。初めて黒字化した電動ピックアップトラック「サイバートラック」の販売が業績を押し上げた。マスクCEOは会見で来年の納車台数を20-30%増やすと強気な姿勢を表明したことも好感されている。
IBM<IBM>が決算を受け下落。売上高が予想を下回った。コンサルティング部門の需要鈍化が響いた。顧客が予算を拡大しておらず、一部の生成AIプロジェクトが従来のコンサルティングを犠牲にしていると説明している。
ボーイング<BA>が下落。労働組合はきのう、4年間で35%の賃上げを柱とする新たな労働協約案を否決した。組合側は特に年金に関する条件の改善を要求しており、ストを継続する。工場の操業停止に伴い巨額損失に直面する同社にとってはさらなる打撃となる。
海洋資源掘削のシードリル<SDRL>が上昇。同業のトランスオーシャン<RIG>との合併に向けた協議を進めていると報じられた。
半導体製造装置のラムリサーチ<LRCX>が決算を受け上昇。1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、第2四半期の見通しも予想を上回っている。同業のASML<ASML>が先日、弱い決算を公表したことから、同社に対しても不安感が高まっていたが、今回の数字は投資家に安心感をもたらしたようだ。
貨物輸送のUPS<UPS>が決算受け上昇。1株利益、売上高とも予想を上回った。取扱量の増加、収益性の高い荷物の増加、人件費の安定化などの恩恵を受け、同社は約2年ぶりに増収増益に転じた。
配車サービスのウーバー<UBER>とリフト<LYFT>が揃って下落。テスラ<TSLA>のマスクCEOが、来年に規制当局の承認を待ってテキサス州とカリフォルニア州で配車サービスの正式展開を目指すことを明らかにしたことが嫌気されている。
IBM<IBM> 218.23(-14.52 -6.24%)
シードリル<SDRL> 37.88(+2.70 +7.67%)
トランスオーシャン<RIG> 3.99(-0.13 -3.04%)
ラムリサーチ<LRCX> 75.86(+3.00 +4.12%)
ウーバー<UBER> 77.99(-1.84 -2.30%)
リフト<LYFT> 13.65(-0.02 -0.11%)
UPS<UPS> 139.40(+7.99 +6.08%)
ボーイング<BA> 154.98(-2.08 -1.32%)
アップル<AAPL> 229.91(-0.85 -0.37%)
マイクロソフト<MSFT> 424.42(-0.19 -0.04%)
アマゾン<AMZN> 185.83(+1.12 +0.61%)
アルファベットC<GOOG> 164.30(-0.18 -0.11%)
テスラ<TSLA> 251.21(+37.56 +17.58%)
メタ<META> 564.97(+1.28 +0.23%)
AMD<AMD> 153.57(+0.66 +0.43%)
エヌビディア<NVDA> 139.45(-0.11 -0.08%)
イーライリリー<LLY> 889.56(-13.69 -1.52%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース