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    2024年10月17日 0時04分

    ASMLが続落 フーケCEOが来年の慎重な見方を示す=米国株個別

    (NY時間11:03)(日本時間00:03)
    ASML<ASML> 689.48(-40.95 -5.61%)

     オランダの半導体製造装置メーカーASML<ASML>が本日もNY市場で下げが続いている。前日は失望的な決算を発表し、半導体関連株全体に影響を及ぼした。本日はフーケCEOが投資家向けに電話会議を開催しており、半導体市場は2025年に入ってもかなりの間は遅々とした回復に留まるとの見方を示していた。需要の回復が遅いため顧客が投資に慎重になり、一部は中止されたと説明している。

     AIブームやエネルギー移行、電動化が引き続き強力な追い風だと述べたものの、全体的な需要の見通しを理由に同社は来年のガイダンスを下方修正していた。

     フーケCEOはまた「AIがなかったならば、現在の市場は惨めだっただろう。市場の回復は望まれていたようではないと思う」とも述べていた。

     AI関連のサーバー需要は堅調だが、自動車や携帯、コンピューターの需要回復がとりわけ鈍く、こうした市場に対応し、同社は短期的な投資計画を抑制する意向を示している。

     同社は、最先端チップを生産する台湾のTSMCやサムスン電子に製造装置を提供。

    【企業概要】
     米国・欧州・アジア等の半導体メーカー向けに、リソグラフィ装置の開発・製造・販売を行う。チップ上の電子回路を定義するパターンを作成するためのハードウェア・ソフトウェア・サービスを提供する。極端紫外光によりパターン転写を行うリソグラフィ装置等を取り扱う。修理等のカスタマーサービスも行う。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース