（NY時間13:42）（日本時間02:42）
ビアトリス<VTRS>　11.83（+0.44　+3.82%）

　ジェネリック医薬品を手掛けるビアトリス<VTRS>が上昇。１１月７日に予定されている第３四半期の決算発表を前にアナリストが自信を示し、同社はより積極的に自社株買いを行うと予想した。

　同アナリストは経営陣と面談し、第３四半期の決算がクリーンなものになれば、市場は事業売却を除いた業績をより高く評価するようになると述べている。経営陣は、ジェネリック薬事業全体が年初来から３％成長している点、ジェネリック薬の価格見通しに変更はない点、そして北米のジェネリック薬は引き続き１桁台前半の成長を続けている点などを強調したという。

　また、中国市場も予想以上に業績を上げており、やや楽観的だが、今年の売上高を横ばいから若干の増加を見込んでいると述べたという。また、今後数年間は４億５０００万－５億５０００万ドルの新製品の売上も見込まれるとしている。

　同アナリストは、今回の決算発表で予想される相当額の自社株買いと第４四半期、２５年度の好調なガイダンスが株価の急上昇につながると考えているようだ。投資判断は「買い」、目標株価を１５ドルとしている。

【企業概要】
　主要な治療分野における、世界的に認知されたブランド医薬品、ジェネリック医薬品、複合ジェネリック医薬品、バイオシミラー医薬品を提供する。経口固形剤、注射剤、複合剤、原薬などを製造し、小売薬局・卸売業者・流通業者・政府・病院などの幅広いチャネルを通じて世界に提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース