2024年9月26日 7時54分
株価指数先物【寄り前】 抵抗線突破を想定した押し目狙いのロング対応
大阪12月限ナイトセッション
日経225先物 38110 +450 (+1.19%)
TOPIX先物 2656.0 +27.5 (+1.04%)
シカゴ日経平均先物 37980 +320
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)
25日の米国市場は、NYダウ、 S&P500が下落した一方で、ナスダックは上昇。NYダウは4営業日連続で最高値を更新していたこともあり、利益確定の売りが優勢となった。8月の米新築住宅販売件数が前月比4.7%減となり、前月(10.3%増)から減少に転じたことが重荷になったほか、26日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長講演の内容や27日の個人消費支出(PCE)価格指数の結果を見極めたいとするムードもあった。
ローテーションとみられる動きでエヌビディア<NVDA>など半導体株の一角やテスラ<TSLA>が買われ、ナスダック指数は3日続伸。なお、取引終了後に2024年6-8月期決算を発表したマイクロン・テクノロジー<MU>は、売上高、一株利益が予想を上回り、時間外取引で14%近く上昇して推移している。S&P500業種別指数は半導体・同製造装置、食品・生活必需品小売、公益事業が上昇した半面、エネルギー、医薬品・バイオテクノロジー、銀行が下落。
シカゴ日経平均先物(12月限)清算値は、大阪比320円高の3万7980円だった。日経225先物(12月限)のナイトセッションは日中比100円高の3万7760円で始まり、寄り付きを安値にロング優勢となり、ほどなくして節目の3万8000円を回復。米国市場の取引開始後は3万7840円~3万8050円辺りのレンジで推移していたが、終盤にかけて上放れ、3万8110円とナイトセッションの高値で取引を終えた。
日経225先物は、シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まりそうだ。米国でローテーションとみられる動きから半導体株が買われているほか、マイクロン・テクノロジーの時間外取引での強い動きが指数インパクトの大きい値がさハイテク株への支援材料になりそうだ。パウエルFRB議長の講演やPCE価格指数を見極めたいとするムードから75日移動平均線(3万8050円)水準での攻防になりそうだが、ショートカバーを誘い込みやすい。
ナイトセッションで13週線(3万7860円)を突破し、26週線(3万8100円)を捉えてきた。26週線を支持線に変えてくるようだと、日足のボリンジャーバンドの+1σが位置する3万8220円が目先的なターゲットになりそうだ。9月上旬のリバウンド局面で突破できなかった+1σを明確に上放れてくると、+2σ(3万9180円)とのレンジに移行する可能性が高まることから、3万8000円処では押し目狙いのロング対応に向かわせよう。
まずはオプション権利行使価格で3万8000円を中心とした上下の権利行使価格3万7750円から3万8250円のレンジを想定する。75日線水準での底堅さが意識されてくるようだと、3万8000円から3万8500円のレンジに移行する。
なお、25日の米VIX指数は15.41(前日は15.39)と小幅に上昇した。75日線(16.39)を明確に下回り、200日線(14.82)が意識されている。200日線を支持線に反転の可能性はあるものの、エヌビディアなど米半導体株の一角がリバウンドをみせるなか、リスク選好の動きに向かいやすい。
昨日のNT倍率は先物中心限月で14.32倍(前日は14.34倍)に低下した。前場には一時14.38倍まで上昇していたが、後場の終盤にかけての持ち高調整とみられる動きにより、低下して終えていた。アドバンテスト <6857> [東証P]が堅調な一方で、東京エレクトロン <8035> [東証P]が下落するなど、NTロングを仕掛けづらくさせていた面はあった。本日はマイクロン・テクノロジーが時間外取引で上昇するなか、NTロングに振れやすいだろう。
株探ニュース
日経225先物 38110 +450 (+1.19%)
TOPIX先物 2656.0 +27.5 (+1.04%)
シカゴ日経平均先物 37980 +320
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)
25日の米国市場は、NYダウ、 S&P500が下落した一方で、ナスダックは上昇。NYダウは4営業日連続で最高値を更新していたこともあり、利益確定の売りが優勢となった。8月の米新築住宅販売件数が前月比4.7%減となり、前月(10.3%増)から減少に転じたことが重荷になったほか、26日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長講演の内容や27日の個人消費支出(PCE)価格指数の結果を見極めたいとするムードもあった。
ローテーションとみられる動きでエヌビディア<NVDA>など半導体株の一角やテスラ<TSLA>が買われ、ナスダック指数は3日続伸。なお、取引終了後に2024年6-8月期決算を発表したマイクロン・テクノロジー<MU>は、売上高、一株利益が予想を上回り、時間外取引で14%近く上昇して推移している。S&P500業種別指数は半導体・同製造装置、食品・生活必需品小売、公益事業が上昇した半面、エネルギー、医薬品・バイオテクノロジー、銀行が下落。
シカゴ日経平均先物(12月限)清算値は、大阪比320円高の3万7980円だった。日経225先物(12月限)のナイトセッションは日中比100円高の3万7760円で始まり、寄り付きを安値にロング優勢となり、ほどなくして節目の3万8000円を回復。米国市場の取引開始後は3万7840円~3万8050円辺りのレンジで推移していたが、終盤にかけて上放れ、3万8110円とナイトセッションの高値で取引を終えた。
日経225先物は、シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まりそうだ。米国でローテーションとみられる動きから半導体株が買われているほか、マイクロン・テクノロジーの時間外取引での強い動きが指数インパクトの大きい値がさハイテク株への支援材料になりそうだ。パウエルFRB議長の講演やPCE価格指数を見極めたいとするムードから75日移動平均線(3万8050円)水準での攻防になりそうだが、ショートカバーを誘い込みやすい。
ナイトセッションで13週線(3万7860円)を突破し、26週線(3万8100円)を捉えてきた。26週線を支持線に変えてくるようだと、日足のボリンジャーバンドの+1σが位置する3万8220円が目先的なターゲットになりそうだ。9月上旬のリバウンド局面で突破できなかった+1σを明確に上放れてくると、+2σ(3万9180円)とのレンジに移行する可能性が高まることから、3万8000円処では押し目狙いのロング対応に向かわせよう。
まずはオプション権利行使価格で3万8000円を中心とした上下の権利行使価格3万7750円から3万8250円のレンジを想定する。75日線水準での底堅さが意識されてくるようだと、3万8000円から3万8500円のレンジに移行する。
なお、25日の米VIX指数は15.41(前日は15.39)と小幅に上昇した。75日線(16.39)を明確に下回り、200日線(14.82)が意識されている。200日線を支持線に反転の可能性はあるものの、エヌビディアなど米半導体株の一角がリバウンドをみせるなか、リスク選好の動きに向かいやすい。
昨日のNT倍率は先物中心限月で14.32倍(前日は14.34倍)に低下した。前場には一時14.38倍まで上昇していたが、後場の終盤にかけての持ち高調整とみられる動きにより、低下して終えていた。アドバンテスト <6857> [東証P]が堅調な一方で、東京エレクトロン <8035> [東証P]が下落するなど、NTロングを仕掛けづらくさせていた面はあった。本日はマイクロン・テクノロジーが時間外取引で上昇するなか、NTロングに振れやすいだろう。
株探ニュース