ＦＲＢが発表した８月の米鉱工業生産は前月比０．８％上昇と予想を大きく上回り、ハリケーン「ベリル」の影響による前月の落ち込みから回復した。製造業と鉱業の生産持ち直しを反映している。１カ月前はハリケーンの影響でテキサス州の一部の生産者が停電や操業停止に見舞われ、天然ガスの採掘にも支障をきたした。

　鉱工業生産全体の４分の３を占める製造業は、自動車生産の増加によって押し上げられた。自動車生産を除いた８月の製造業生産指数は０．３％上昇。それまでの２カ月は低下していた。今回の統計は消費財や業務用機器、建設資材の生産が回復したことを示している。

　一方、設備稼働率は７８％と前月から上昇。

＊米鉱工業生産指数（8月）22:15
結果　0.8%
予想　0.2%　前回　-0.9%（-0.6%から修正）（前月比)

＊設備稼働率
結果　78.0%
予想　77.9%　前回　77.4%（77.8%から修正）


株探ニュース