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    2024年9月16日 22時58分

    AT&Tと投資会社、ディレクTVとディッシュを合併させる方向で協議=米国株個別

    (NY時間09:57)(日本時間22:57)
    AT&T<T> 22.05(+0.41 +1.87%)
    エコスター<SATS> 26.39(+2.12 +8.74%)

     AT&T<T>と投資会社TPGは、両社が共同所有する衛星放送大手ディレクTVを同業のディッシュ・ネットワークと合併させる方向で協議を進めていると伝わった。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。合併が実現すれば、米国最大の有料テレビプロバイダーとなる。

     ディレクTVとディッシュという2大衛星テレビ事業者の合併が実現すれば、有料テレビ業界にとって厳しい時期に約2000万人の加入者を有する企業が誕生することになるという。また、衛星テレビ事業者の統合に関する長年の臆測に終止符が打たれることになる。エコスター<SATS>は昨年12月にディッシュの買収を完了した。

     合併協議は反トラスト懸念を招くが、有料テレビからストリーミングへのシフトにより競争環境は変わってきている。

     AT&Tは2021年8月に同社の有料テレビ事業をスピンオフするためTPGと設立した合弁会社にディレクTVを移した。TPGが株式30%、AT&Tが70%保有する。

     なお、ディレクTVは視聴パッケージや料金を含む契約更新を巡りディズニー<DIS>と対立していたが、土曜日に両社は新たな契約を締結したと発表した。これでディレクTVの有料テレビサービス加入者数百万人がマンデーナイトフットボールなどの番組に再びアクセスできるようになる。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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