（NY時間09:53）（日本時間22:53）
アンバレラ<AMBA>　60.30（+7.51　+14.23%）

　高解像度映像の圧縮処理用半導体を製造するアンバレラ<AMBA>が大幅高。前日引け後に５－７月期決算（第２四半期）を発表し、１株損益の赤字が予想ほど膨らまなったほか、売上高も予想を上回った。第３四半期のガイダンスも公表し、予想を上回る売上高と粗利益率の見通しを示している。

　ワンＣＥＯは声明で「世界的に混迷する経済環境を補って余りある固有の要因がある。われわれは現在、特定のＩｏＴおよびオートモーティブの顧客から、特に新製品による初期の売上の立ち上がりを実感している」と述べた。

　今回の決算を受けてアナリストからの目標株価引き上げも相次いだ。アナリストは「業績とガイダンスはしっかりと予想を上回った。これらの業績とＣＶ３シリーズの好調に勇気づけられた」と述べ、目標株価を７５ドルに引き上げた。

（５－７月・第２四半期）
・1株損益（調整後）：-0.13ドル（予想：-0.19ドル）
・売上高：6370万ドル　2.6％増（予想：6200万ドル）
・粗利益率（調整後）：63.3％（予想：63.3％）

（８－１０月・第３四半期見通し）
・売上高：7700万～8100万ドル（予想：6900万ドル）
・粗利益率（調整後）：62.5～64.0％（予想：62.5％）

【企業概要】
　世界各国のODMおよびOEM企業、自動車産業Tier1サプライヤー向けに、ビデオ処理用半導体チップを提供する。独自のCVflowベースのシステムオンチップは、IPセキュリティカメラ、車載カメラ、家庭用カメラ、産業用・ロボット用など、AIビデオ機能を必要とする幅広い市場やアプリケーションに対応する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース