２６日の米株式市場では、ＮＹダウが前週末比６５．４４ドル高の４万１２４０．５２ドルと続伸し、最高値を更新した。米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）による利下げ観測が広がるなかで、リスク資産である株式へ運用資金を配分しようとする投資家の買いが継続し、全体相場の支えとなった。もっとも２８日の米エヌビディアの決算発表を前にした持ち高調整目的の売りもあって、ナスダック総合株価指数は下落した。

　コカ・コーラ<KO>とウォルト・ディズニー<DIS>、アメリカン・エキスプレス<AXP>が買われ、スリーエム<MMM>とエクソン・モービル<XOM>がしっかり。シュルンベルジェ<SLB>とツリーハウス・フーズ<THS>、マラソン・オイル<MRO>が高く、ガネット<GCI>が急伸した。半面、ボーイング<BA>が冴えない展開。ｅ．ｌ．ｆ．ビューティー<ELF>が大幅安となった。

　ナスダック総合株価指数は１５２．０２９ポイント安の１万７７２５．７６５と反落した。エヌビディア<NVDA>とアドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>が水準を切り下げ、テスラ<TSLA>とメタ・プラットフォームズ<META>が軟調推移。ガーダント・ヘルス<GH>とアイカーン・エンタープライジズ<IEP>が急落した。一方、アップル<AAPL>とアルファベット<GOOG>が底堅く、ゴーゴー<GOGO>が上伸した。

出所：MINKABU PRESS