2024年8月16日 5時22分
ダウ平均は大幅続伸 米小売売上高とウォルマートの決算が消費の底堅さ示す＝米国株概況
NY株式15日（NY時間16:22）（日本時間05:22）
ダウ平均 40563.06（+554.67 +1.39%）
S＆P500 5543.22（+88.01 +1.61%）
ナスダック 17594.50（+401.90 +2.34%）
CME日経平均先物 37680（大証終比：+1030 +2.74%）
きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は５００ドル超の大幅続伸。取引開始前に発表の７月の米小売売上高が予想を上回る伸びを示したことから、米株式市場はポジティブな反応を示した。米小売売上高は物価や借入コストの高騰にもかかわらず、消費の底堅さを示した。
米個人消費に注目が集まる中で、ウォルマート<WMT>が決算を受けてポジティブな反応を示していることも米株式市場をサポートしたようだ。
米株式市場は今月初旬の急落から徐々にムードが回復している。今週発表のインフレ指標でインフレの進展が確認され、自信を深めているのに伴って、今月初めの米雇用統計で急速に高まった景気後退への懸念も一旦鳴りを潜めているようだ。予想以上に急速にインフレが低下すれば、ＦＲＢによる大幅利下げへの期待は高まるものの、同時にそれは景気後退を連想させる。
ソフトランディング期待が再び現実味を帯び、株価指数は８月５日の世界同時株安の前の８月２日終値を上回る水準で取引されている。ダウ平均は４万ドルを回復。
ウォルマート<WMT>が決算を受け上昇。通期の１株利益および売上高の見通しを上方修正している。消費の先行きへの不透明感が広がる中で、今回の見通しは心強い内容となった。
シスコシステムズ<CSCO>が決算を受け上昇。予想を上回る第１四半期の見通しを示した。受注が１４％増加したと報告。追加の人員削減計画も発表。従業員数９万４００人のうち約７％、６３００人以上が削減される。
ナイキ<NKE>が上昇。著名投資家のアックマン氏率いるパーシング・スクエアが同社株を新規に取得した。米証券取引委員会（ＳＥＣ）への提出文書で明らかとなった。パーシングは同社株を約３００万株、２億２９００万ドル相当を保有。
農業機械のディア<DE>が決算を受け上昇。農業が低迷する中で、純利益の見通しを従来の水準を維持したことが心強かった模様。
化粧品販売のアルタ・ビューティ<ULTA>が大幅高。バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイ<BRK.B>が４－６月期に、同社株を追加購入していたことが米証券取引委員会（ＳＥＣ）への提出文書で明らかとなった。バークシャーはアルタ株を６９万１０６株を追加している。
ネット証券のロビンフッド・マーケッツ<HOOD>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げた。このグループの中で、ネット証券は短期的にも長期的にも上昇余地が最も大きいと述べている。
農機具販売のタイタン・マシーナリー<TITN>が大幅安。５－７月期（第２四半期）の暫定決算を公表し、ここ数カ月で需要がさらに軟化しているとし、２５年度通期の利益見通しを下方修正した。
小型衛星メーカーのテラン・オービタル<LLAP>が急落。ロッキード・マーチン<LMT>が同社を１株０．２５ドルの現金で買収し、既存の負債返済でも合意した。前日終値よりも３７％超低い水準。
ＡＳＴスペースモバイル<ASTS>が急伸。同社は低軌道衛星を利用したグローバルな宇宙ベースのセルラー・ブロードバンド・ネットワークを構築する。同社は９月上旬に商業衛星の打ち上げを予定していると発表した。
メディア大手のパラマウント・グローバル<PARA>に買いが強まった。ワーナー・ミュージックとカナダの酒造大手シーグラムでトップを務めたブロンフマン氏が、同社のオーナー企業であるナショナル・アミューズメンツ社の買収案提示に近づいていると伝わった。
アパレルのタペストリー<TPR>が決算を受け上昇。１株利益、売上高とも予想を上回った。通期のガイダンスは予想を下回る見通しを示したものの、消費マインドの低迷とインフレ懸念が続いていたにもかかわらず、予想を上回ったことに安心感が広がったようだ。
ウォルマート<WMT> 73.18（+4.52 +6.58%）
シスコシステムズ<CSCO> 48.53（+3.09 +6.80%）
ナイキ<NKE> 82.50（+3.98 +5.07%）
ディア<DE> 373.26（+21.98 +6.26%）
アルタ・ビューティ<ULTA> 365.80（+36.75 +11.17%）
ロビンフッド<HOOD> 19.55（+0.90 +4.83%）
タイタン・マシーナリー<TITN> 13.75（-1.62 -10.54%）
テラン・オービタル<LLAP> 0.24（-0.16 -39.39%）
ＡＳＴスペースモバイル<ASTS> 31.36（+10.55 +50.70%）
パラマウント<PARA> 10.96（+0.73 +7.14%）
タペストリー<TPR> 39.20（+1.24 +3.27%）
アップル<AAPL> 224.72（+3.00 +1.35%）
マイクロソフト<MSFT> 421.03（+4.92 +1.18%）
アマゾン<AMZN> 177.59（+7.49 +4.40%）
アルファベットC<GOOG> 163.17（+1.14 +0.70%）
テスラ<TSLA> 214.14（+12.76 +6.34%）
メタ<META> 537.33（+10.57 +2.01%）
ＡＭＤ<AMD> 147.36（+6.61 +4.70%）
エヌビディア<NVDA> 122.86（+4.78 +4.05%）
イーライリリー<LLY> 931.58（+1.20 +0.13%）
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ平均 40563.06（+554.67 +1.39%）
S＆P500 5543.22（+88.01 +1.61%）
ナスダック 17594.50（+401.90 +2.34%）
CME日経平均先物 37680（大証終比：+1030 +2.74%）
きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は５００ドル超の大幅続伸。取引開始前に発表の７月の米小売売上高が予想を上回る伸びを示したことから、米株式市場はポジティブな反応を示した。米小売売上高は物価や借入コストの高騰にもかかわらず、消費の底堅さを示した。
米個人消費に注目が集まる中で、ウォルマート<WMT>が決算を受けてポジティブな反応を示していることも米株式市場をサポートしたようだ。
米株式市場は今月初旬の急落から徐々にムードが回復している。今週発表のインフレ指標でインフレの進展が確認され、自信を深めているのに伴って、今月初めの米雇用統計で急速に高まった景気後退への懸念も一旦鳴りを潜めているようだ。予想以上に急速にインフレが低下すれば、ＦＲＢによる大幅利下げへの期待は高まるものの、同時にそれは景気後退を連想させる。
ソフトランディング期待が再び現実味を帯び、株価指数は８月５日の世界同時株安の前の８月２日終値を上回る水準で取引されている。ダウ平均は４万ドルを回復。
ウォルマート<WMT>が決算を受け上昇。通期の１株利益および売上高の見通しを上方修正している。消費の先行きへの不透明感が広がる中で、今回の見通しは心強い内容となった。
シスコシステムズ<CSCO>が決算を受け上昇。予想を上回る第１四半期の見通しを示した。受注が１４％増加したと報告。追加の人員削減計画も発表。従業員数９万４００人のうち約７％、６３００人以上が削減される。
ナイキ<NKE>が上昇。著名投資家のアックマン氏率いるパーシング・スクエアが同社株を新規に取得した。米証券取引委員会（ＳＥＣ）への提出文書で明らかとなった。パーシングは同社株を約３００万株、２億２９００万ドル相当を保有。
農業機械のディア<DE>が決算を受け上昇。農業が低迷する中で、純利益の見通しを従来の水準を維持したことが心強かった模様。
化粧品販売のアルタ・ビューティ<ULTA>が大幅高。バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイ<BRK.B>が４－６月期に、同社株を追加購入していたことが米証券取引委員会（ＳＥＣ）への提出文書で明らかとなった。バークシャーはアルタ株を６９万１０６株を追加している。
ネット証券のロビンフッド・マーケッツ<HOOD>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げた。このグループの中で、ネット証券は短期的にも長期的にも上昇余地が最も大きいと述べている。
農機具販売のタイタン・マシーナリー<TITN>が大幅安。５－７月期（第２四半期）の暫定決算を公表し、ここ数カ月で需要がさらに軟化しているとし、２５年度通期の利益見通しを下方修正した。
小型衛星メーカーのテラン・オービタル<LLAP>が急落。ロッキード・マーチン<LMT>が同社を１株０．２５ドルの現金で買収し、既存の負債返済でも合意した。前日終値よりも３７％超低い水準。
ＡＳＴスペースモバイル<ASTS>が急伸。同社は低軌道衛星を利用したグローバルな宇宙ベースのセルラー・ブロードバンド・ネットワークを構築する。同社は９月上旬に商業衛星の打ち上げを予定していると発表した。
メディア大手のパラマウント・グローバル<PARA>に買いが強まった。ワーナー・ミュージックとカナダの酒造大手シーグラムでトップを務めたブロンフマン氏が、同社のオーナー企業であるナショナル・アミューズメンツ社の買収案提示に近づいていると伝わった。
アパレルのタペストリー<TPR>が決算を受け上昇。１株利益、売上高とも予想を上回った。通期のガイダンスは予想を下回る見通しを示したものの、消費マインドの低迷とインフレ懸念が続いていたにもかかわらず、予想を上回ったことに安心感が広がったようだ。
ウォルマート<WMT> 73.18（+4.52 +6.58%）
シスコシステムズ<CSCO> 48.53（+3.09 +6.80%）
ナイキ<NKE> 82.50（+3.98 +5.07%）
ディア<DE> 373.26（+21.98 +6.26%）
アルタ・ビューティ<ULTA> 365.80（+36.75 +11.17%）
ロビンフッド<HOOD> 19.55（+0.90 +4.83%）
タイタン・マシーナリー<TITN> 13.75（-1.62 -10.54%）
テラン・オービタル<LLAP> 0.24（-0.16 -39.39%）
ＡＳＴスペースモバイル<ASTS> 31.36（+10.55 +50.70%）
パラマウント<PARA> 10.96（+0.73 +7.14%）
タペストリー<TPR> 39.20（+1.24 +3.27%）
アップル<AAPL> 224.72（+3.00 +1.35%）
マイクロソフト<MSFT> 421.03（+4.92 +1.18%）
アマゾン<AMZN> 177.59（+7.49 +4.40%）
アルファベットC<GOOG> 163.17（+1.14 +0.70%）
テスラ<TSLA> 214.14（+12.76 +6.34%）
メタ<META> 537.33（+10.57 +2.01%）
ＡＭＤ<AMD> 147.36（+6.61 +4.70%）
エヌビディア<NVDA> 122.86（+4.78 +4.05%）
イーライリリー<LLY> 931.58（+1.20 +0.13%）
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース