（NY時間10:02）（日本時間23:02）
アンダーアーマー<UAA>　7.66（+1.19　+18.32%）

　スポーツウエアのアンダーアーマー<UAA>が大幅高。取引開始前に４－６月期決算（第１四半期）を発表し、売上高が予想を上回ったほか、ＥＢＩＴＤＡも予想外の黒字となった。ガイダンスも公表し、通期の１株利益の見通しを上方修正したほか、ＥＢＩＴＤＡの見通しも予想を上回った。売上高の見通しは据え置いている。

　プランクＣＥＯは「アンダーアーマー・ブランドのプレミアムの位置を再構築する努力の初期段階での進展に勇気づけられた」と述べた。

　同ＣＥＯはコスト削減を求めて同社の運営モデルを見直し、サプライチェーンプロセスを再編成している。計画には人員削減も含まれているが、どれだけの雇用が影響を受けるかは不明。同社は販売促進のための値引きから脱却したいと考えている。値引きを減らすことで、今年度の粗利益率を１．００％ポイント押し上げることができると期待している。

（４－６月・第１四半期）
・１株利益（調整後）：0.01ドル（予想：-0.08ドル）
・売上高：11.8億ドル　10％減（予想：11.4億ドル）
　　アパレル：7.58億ドル（予想：7.08億ドル）
　　ライセンス：0.22億ドル（予想：0.24億ドル）
　　フットウェア：3.10億ドル（予想：3.12億ドル）
　　　　北米：7.09億ドル（予想：6.78億ドル）
　　　　アジア太平洋：1.82億ドル（予想：1.93億ドル）
　　　　EMEA：2.27億ドル（予想：2.15億ドル）
　　　　中南米：0.64億ドル（予想：0.52億ドル）
・EBITDA（調整後）：4085万ドル（予想：-350万ドル）
・在庫：11.2億ドル　15％減（予想：11.8億ドル）
・総拠点数：441（予想：443）
・営業損益：-3.00億ドル（予想：-0.39億ドル）

（通期見通し）
・１株利益（調整後）：0.19～0.22ドル（従来：0.18～0.21ドル、予想：0.20ドル）
・売上高は2桁前半の減少をなお見込む
・EBITDA（調整後）：1.4～1.6億ドル（従来：1.3～1.5億ドル）
・粗利益率：+0.75～+1.00％ポイント

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース