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    2024年8月1日 6時49分

    英アームが時間外で12%の大幅安 通期売上高見通しの据え置きに失望感=米国株個別

    (NY時間17:44)(日本時間06:44)時間外
    英アーム<ARM> 125.60(-18.57 -12.88%)

     半導体設計の英アーム<ARM>が時間外で大幅安。引け後に4-6月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、株価は時間外でネガティブな反応。ガイダンスも公表し、第2四半期の1株利益の見通しが予想を下回ったことや、通期の売上高見通しを据え置いたことが嫌気されている。市場は通期の見通しは上方修正されると期待していた面もあったことから、失望感が強まっている模様。

     同社の成長への展望について、今回は投資家に強弱混在のシグナルが送られた格好となった。ハースCEOは特定の市場での低迷に言及。そのため、通期の見通しを据え置いたとしている。

     市場は同社をAIブームの主要な受益者と見ているが、エヌビディア<NVDA>やブロードコム<AVGO>といった企業が享受しているような成長はまだ達成していない。同社はIT企業がAIシステムに費やしている巨額の設備投資をより多く獲得するために、データセンター機器にもその範囲を広げようとしている。同CEOは「われわれの技術が販売されている他の市場の低迷が、データセンターと高価格帯のスマートフォンの好調を相殺した」と語った。

    (4-6月・第1四半期)
    ・1株利益(調整後):0.40ドル(予想:0.34ドル)
    ・売上高:9.39億ドル(予想:9.05億ドル)
      ライセンスおよびその他:4.72億ドル(予想:4.21億ドル)
      ロイヤルティ:4.67億ドル(予想:4.83億ドル)
    ・営業利益(調整後):4.48億ドル(予想:3.96億ドル)

    (7-9月・第2四半期見通し)
    ・1株利益(調整後):0.23~0.27ドル(予想:0.27ドル)
    ・売上高:7.80~8.30億ドル(予想:8.06億ドル)

    (通期見通し)
    ・1株利益(調整後):1.45~1.65ドルに据え置き(予想:1.56ドル)
    ・売上高:38~41億ドルに据え置き(予想:40億ドル)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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