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    2024年7月3日 1時21分

    ダウ平均は小動き IT・ハイテク株に買い テスラに買い強まる=米国株序盤

    NY株式2日(NY時間12:10)(日本時間01:10)
    ダウ平均   39095.06(-74.46 -0.19%)
    ナスダック   17884.79(+5.49 +0.03%)
    CME日経平均先物 40125(大証終比:+15 +0.04%)

     きょうのNY株式市場でダウ平均は小動き。米金利見通しの手掛かりとなりそうな米雇用統計の発表を週末に控え、全体的に様子見の雰囲気が強い。ただ、利益確定売りに押されていたIT・ハイテク株に買いが入っており、指数を下支えしている。象徴となっているエヌビディア<NVDA>やブロードコム<AVGO>は下落しているものの、その他の銘柄には買いが入っている。

     特にテスラ<TSLA>が上昇。取引開始前に4-6月期(第2四半期)の販売台数を公表し、マスクCEOの対策にもかかわらず、2四半期連続で販売台数は減少したものの、予想は上回ったことで安心感に繋がっているようだ。一部では悲観的な見方も出ていた。

     きょうはパウエルFRB議長がECBのフォーラムに出席しており、「物価はディスインフレ傾向再開を示すようになった」と述べていた。米株式市場もポジティブな反応を示していたが、「インフレが2%まで下がることを確信したい。最近のようなデータをもっと見たい」とも述べ、慎重姿勢も示していたことから反応は限定的に留まっている。

     インフレは落ち着きを示すデータが相次いでいるが、同時に景気減速の兆候を示すデータも相次いでいる。ストラテジストは「最近のデータはインフレ鈍化を示唆し、短期的に株価を下支えする要因になっている。しかし、景気減速の兆しは中期的により広く重くのしかかり、ディフェンシブなポジショニングが求められる」と述べていた。

     「今後6カ月間、市場がどのように取引されるかの中心的な柱は、まずインフレ低下であり、次いで景気減速だという。そのような中、株式は全般的にリスクオフになっている」と指摘している。

     ペイパル<PYPL>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を71ドルに設定した。

     大手メディアのパラマウント・グローバル<PARA>が上昇。同社のM&Aの話題で連日報道が賑わっているが、きょうは数十年前に米映画会社パラマウント・ピクチャーズを率い、同社の買収合戦に敗れたディラー氏が、親会社の経営権取得案を検討と報じられた。

     大学などで書店運営を手掛けるバーンズ&ノーブル・エデュケーション<BNED>が上昇。前日引け後に2-4月期決算(第4四半期)を発表し、売上高は予想を下回ったものの、EBITDAは予想外の黒字となったことが好感されている。

     バイオ医薬品のインサイト<INCY>が下落。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価も48ドルに設定した。前日終値よりも21%低い水準。

    パラマウント<PARA> 10.38(+0.24 +2.34%)
    ペイパル<PYPL> 58.66(+0.85 +1.46%)
    バーンズ&ノーブル<BNED> 6.53(+0.41 +6.70%)
    インサイト<INCY> 59.28(-1.59 -2.61%)

    アップル<AAPL> 218.90(+2.15 +0.99%)
    マイクロソフト<MSFT> 454.95(-1.78 -0.39%)
    アマゾン<AMZN> 197.07(-0.13 -0.07%)
    アルファベットC<GOOG> 184.66(+0.17 +0.09%)
    テスラ<TSLA> 227.43(+17.57 +8.37%)
    メタ<META> 504.37(-0.32 -0.06%)
    AMD<AMD> 159.12(+1.43 +0.91%)
    エヌビディア<NVDA> 121.86(-2.44 -1.96%)
    イーライリリー<LLY> 898.70(-15.67 -1.71%)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美