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    2024年7月1日 22時05分

    ダウ先物は堅調 本日から下半期相場入り=米国株

    米株価指数先物(9月限)(NY時間08:54)(日本時間21:54)
    ダウ先物 39516(+47.00 +0.12%)
    S&P500 5534.50(+13.00 +0.24%)
    ナスダック100先物 19984.00(+56.75 +0.28%)

     米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも堅調に推移している。きょうから下半期の相場入りとなるが、株価先物は上昇。米株式市場はAIブームに支えられ年前半を好調に終えた。S&P500は14.5%、ナスダックは18.1%した一方、ダウ平均は第2四半期の反落により3.8%の上昇に留まっている。AIブームの恩恵が少なかった。

     マルチプルが高水準に達しているとの懸念は絶えないが、このIT・ハイテク主導の勢いは夏までは続くと予想する向きもいる。「どちらかと言えば、加速していると言えるかもしれない。9月と10月、そして大統領選前後の季節的に弱気になる時期に同セクターはいくつかの抵抗にぶつかると予想しているが、バリュエーションは正当化されると見ている」といった見方も聞かれる。

     今週は木曜日が独立記念日で休場となるが、投資家は金曜日の米雇用統計を注目している。先週のPCEデフレータはインフレの鈍化傾向を示し、市場はFRBの年内2回の利下げを高確率で織り込んでいる。それを追認する内容になるか注目される。

     目先の最注目は来週の大手銀を皮切りに始まる4-6月期決算であろう。ただ、米大手証券のストラテジストからは、今回はかなりハードルが高くなっているとの指摘も出ている。

     航空機の製造を請け負うスピリット・エアロシステムズ<SPR>が時間外で上昇。ボーイング<BA>が同社を株式交換を通じて1株37.25ドルで買収することで合意した。

     ペット用品のeコマースを手掛けるチューイ<CHWY>が時間外で大幅高。ネット上で轟音キティとして知られるキース・ギル氏が同社株を6.6%保有していることを明らかにしたことが投機買いを呼び込んでいる。

     サンダルなどのシューズを手掛ける独ビリケンシュトック<BIRK>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を従来の52ドルから85ドルに引き上げた。ウォール街では最高。

    (NY時間09:04)(日本時間22:04)時間外
    スピリット・エアロ<SPR> 34.30(+1.43 +4.35%)
    ボーイング<BA> 180.40(-1.61 -0.88%)
    チューイ<CHWY> 30.41(+3.17 +11.64%)
    ビリケンシュトック<BIRK> 56.51(+2.10 +3.86%)

    アップル<AAPL> 211.71(+1.09 +0.52%)
    マイクロソフト<MSFT> 449.45(+2.50 +0.56%)
    アマゾン<AMZN> 194.50(+1.25 +0.65%)
    アルファベット<GOOG> 184.50(+1.08 +0.59%)
    テスラ<TSLA> 201.25(+3.37 +1.70%)
    メタ<META> 506.98(+2.76 +0.55%)
    エヌビディア<NVDA> 123.73(+0.19 +0.15%)
    AMD<AMD> 162.65(+0.44 +0.27%)
    イーライリリー<LLY> 912.00(+6.62 +0.73%)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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