（NY時間09:38）（日本時間22:38）
アメリカン航空<AAL>　11.70（-1.74　-12.91%）

　アメリカン航空<AAL>が大幅安。前日引け後に４－６月期（第２四半期）のガイダンスの修正を発表し、１株利益の見通しを下方修正した。営業利益率やコスト、主な売上高指標の見通しも下方修正された。夏季旅行シーズンに向かう期間の利益見通しも引き下げた。

　同社はまた、約２年前にラジャＣＯＯが来月退任すると発表したほか、最高商務責任者（ＣＣＯ）の退社も発表した。ラジャＣＯＯは、国内線に重点を置くネットワーク戦略の主導者で、物議を醸している法人顧客対応見直しを推進していた。副会長兼最高戦略責任者のジョンソン氏が、現在の職務に加え商業部門を統括。また、新ＣＯＯの人材探しも中心になって進める。

　今回の見通し下方修正と経営幹部交代を受け市場では警戒感が広がっており、他の航空株も軟調。

（４－６月・第２四半期見通し）
・１株利益（調整後）：1.00～1.15ドル（従来：1.15～1.45ドル）（予想：1.30ドル）
・営業利益率（調整後）：8.5～10.5％（従来：9.5～11.5％）
・有効座席マイル当たり売上高：-5～-6％（従来：約-1～-3％）
・燃油抜きCASM：0～+1％（従来予想：+1～+3％）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース