2024年5月16日 15時11分
話題株ピックアップ【夕刊】(2):関西フードM、三井住友FG、レーザーテク
■関西フードマーケット <9919> 1,945円 +109 円 (+5.9%) 本日終値
関西フードマーケット<9919>が高い。15日取引終了後、親会社のエイチ・ツー・オー リテイリング<8242>が株式交換により自社を完全子会社化すると発表した。関西フードM株1株に対し、H2Oリテイ株1株を割り当てるとしており、この比率を意識した値動きとなった。6月20日開催の定時株主総会で承認を受けた上で、7月31日を効力発生日として実施する。関西フードMは7月29日付で上場廃止となる予定。
■フコク <5185> 1,859円 +99 円 (+5.6%) 本日終値
フコク<5185>がマドを開けて4日ぶりに急反発。ワイパーなど自動車向けを中心に工業用ゴム製品を製造・販売する。ワイパーブレードラバーでは国内で独占的シェアを有するほか、世界的にも高い商品競争力を誇り、売り上げの過半を海外で占めている。自動車生産回復と製品価格の改定効果で業績は絶好調に推移、24年3月期は営業利益段階で前の期比81%増の36億4600万円と急拡大、更に25年3月期の同利益は前期比32%増の48億円予想と大幅な伸びを継続し、14期ぶりに過去最高利益を更新する見通し。また、好業績を背景に株主還元も強化し、前期の年間配当は従来計画に5円上乗せの60円としたほか、今期配当は前期から15円の大幅増配となる75円を計画している。きょうは買い一巡後に上げ幅を縮小しているものの、時価予想PER8倍、PBR0.7倍台と超割安圏にあるほか、配当利回りも4%近くあり改めて上値余地が意識されそうだ。
■日本ペHD <4612> 1,182.5円 +60.5 円 (+5.4%) 本日終値
15日に決算を発表。「1-3月期(1Q)最終は19%増益で着地」が好感された。
日本ペイントホールディングス <4612> [東証P] が5月15日大引け後(15:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。24年12月期第1四半期(1-3月)の連結最終利益は前年同期比19.5%増の302億円に伸びたが、通期計画の1240億円に対する進捗率は24.4%となり、5年平均の21.6%とほぼ同水準だった。
⇒⇒日本ペHDの詳しい業績推移表を見る
■保土谷化学工業 <4112> 4,910円 +240 円 (+5.1%) 本日終値
15日に決算を発表。「今期経常は2%増益、10円増配へ」が好感された。
保土谷化学工業 <4112> [東証P] が5月15日大引け後(17:00)に決算を発表。24年3月期の連結経常利益は前の期比11.9%増の47.1億円になり、25年3月期も前期比1.9%増の48億円に伸びる見通しとなった。6期連続増収になる。
⇒⇒保土谷化学工業の詳しい業績推移表を見る
■三井住友FG <8316> 9,400円 +197 円 (+2.1%) 本日終値
三井住友フィナンシャルグループ<8316>が6連騰で年初来高値を更新した。15日の取引終了後、取得総数1500万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.1%)、取得総額1000億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。また、9月30日を基準日として10月1日付で1株を3株に分割する。同時に25年3月期の業績と配当予想を公表。今期の純利益は前期比10.1%増の1兆600億円と前期に続き過去最高益を更新する計画を示したほか、年間配当予想は株式分割前の水準で330円(前期は270円)と実質増配の見通しを示しており、買い安心感をもたらしたようだ。自社株の取得期間は5月16日から7月31日までとする。
■レーザーテック <6920> 42,770円 +580 円 (+1.4%) 本日終値
レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>など半導体製造装置関連株が軒並み値を飛ばす展開。前日の米国株市場ではエヌビディア<NVDA>やアプライド・マテリアルズ<AMAT>をはじめ半導体の主力銘柄が総じて買われ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も5000の大台に乗せるなど上げ足を鮮明としており、この流れに追随している。「決算発表通過で株価が振り回されにくくなり、出遅れ修正狙いの買いを誘導している」(中堅証券ストラテジスト)という。ただ、外国為替市場では急速に円高方向に押し戻されていることで、上値を積極的に追いにくい面もあり、買い一巡後に伸び悩む銘柄も散見される。
■ウィズメタク <9260> 4,730円 -1,000 円 (-17.5%) ストップ安 本日終値 東証プライム 下落率トップ
西本Wismettacホールディングス<9260>がストップ安。15日取引終了後、24年12月期連結業績予想について純利益を90億円から80億円(前期比27.6%増)へ下方修正すると発表。あわせて中間配当を90円から60円に減額しており、失望売りを呼んでいる。国内向け輸入青果事業の構造改革に伴う一時費用や損失の計上、アジア食グローバル事業の販管費増が要因。期末配当予想は増額したが、年間合計でみても従来予想から減額修正となった。なお、通期の売上高見通しに変更はない。
■ジェイエイシ <2124> 660円 -95 円 (-12.6%) 本日終値 東証プライム 下落率9位
15日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は2%増益で着地」が嫌気された。
ジェイエイシーリクルートメント <2124> [東証P] が5月15日大引け後(15:00)に決算を発表。24年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比2.2%増の22.1億円となったが、1-6月期(上期)計画の45.3億円に対する進捗率は48.9%にとどまり、5年平均の56.8%も下回った。
⇒⇒ジェイエイシの詳しい業績推移表を見る
■ジャックス <8584> 4,890円 -700 円 (-12.5%) 本日終値 東証プライム 下落率10位
15日に決算を発表。「今期経常は15%減益へ・1-3月期(4Q)経常は10%増益」が嫌気された。
ジャックス <8584> [東証P] が5月15日大引け後(16:00)に決算を発表。24年3月期の連結経常利益は前の期比4.1%増の330億円に伸びたが、25年3月期は前期比15.3%減の280億円に減る見通しとなった。
⇒⇒ジャックスの詳しい業績推移表を見る
■日東工業 <6651> 3,485円 -475 円 (-12.0%) 本日終値
15日に決算を発表。「今期経常は1%減益、前期配当増額も今期減配」が嫌気された。
日東工業 <6651> [東証P] が5月15日大引け後(15:40)に決算を発表。24年3月期の連結経常利益は前の期比38.8%増の125億円に拡大したが、25年3月期は前期比0.5%減の125億円とほぼ横ばい見通しとなった。同時に、前期の年間配当を206円→230円(前の期は145円)に増額し、今期は前期比102円減の128円に減配する方針とした。
⇒⇒日東工業の詳しい業績推移表を見る
株探ニュース
関西フードマーケット<9919>が高い。15日取引終了後、親会社のエイチ・ツー・オー リテイリング<8242>が株式交換により自社を完全子会社化すると発表した。関西フードM株1株に対し、H2Oリテイ株1株を割り当てるとしており、この比率を意識した値動きとなった。6月20日開催の定時株主総会で承認を受けた上で、7月31日を効力発生日として実施する。関西フードMは7月29日付で上場廃止となる予定。
■フコク <5185> 1,859円 +99 円 (+5.6%) 本日終値
フコク<5185>がマドを開けて4日ぶりに急反発。ワイパーなど自動車向けを中心に工業用ゴム製品を製造・販売する。ワイパーブレードラバーでは国内で独占的シェアを有するほか、世界的にも高い商品競争力を誇り、売り上げの過半を海外で占めている。自動車生産回復と製品価格の改定効果で業績は絶好調に推移、24年3月期は営業利益段階で前の期比81%増の36億4600万円と急拡大、更に25年3月期の同利益は前期比32%増の48億円予想と大幅な伸びを継続し、14期ぶりに過去最高利益を更新する見通し。また、好業績を背景に株主還元も強化し、前期の年間配当は従来計画に5円上乗せの60円としたほか、今期配当は前期から15円の大幅増配となる75円を計画している。きょうは買い一巡後に上げ幅を縮小しているものの、時価予想PER8倍、PBR0.7倍台と超割安圏にあるほか、配当利回りも4%近くあり改めて上値余地が意識されそうだ。
■日本ペHD <4612> 1,182.5円 +60.5 円 (+5.4%) 本日終値
15日に決算を発表。「1-3月期(1Q)最終は19%増益で着地」が好感された。
日本ペイントホールディングス <4612> [東証P] が5月15日大引け後(15:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。24年12月期第1四半期(1-3月)の連結最終利益は前年同期比19.5%増の302億円に伸びたが、通期計画の1240億円に対する進捗率は24.4%となり、5年平均の21.6%とほぼ同水準だった。
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■保土谷化学工業 <4112> 4,910円 +240 円 (+5.1%) 本日終値
15日に決算を発表。「今期経常は2%増益、10円増配へ」が好感された。
保土谷化学工業 <4112> [東証P] が5月15日大引け後(17:00)に決算を発表。24年3月期の連結経常利益は前の期比11.9%増の47.1億円になり、25年3月期も前期比1.9%増の48億円に伸びる見通しとなった。6期連続増収になる。
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■三井住友FG <8316> 9,400円 +197 円 (+2.1%) 本日終値
三井住友フィナンシャルグループ<8316>が6連騰で年初来高値を更新した。15日の取引終了後、取得総数1500万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.1%)、取得総額1000億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。また、9月30日を基準日として10月1日付で1株を3株に分割する。同時に25年3月期の業績と配当予想を公表。今期の純利益は前期比10.1%増の1兆600億円と前期に続き過去最高益を更新する計画を示したほか、年間配当予想は株式分割前の水準で330円(前期は270円)と実質増配の見通しを示しており、買い安心感をもたらしたようだ。自社株の取得期間は5月16日から7月31日までとする。
■レーザーテック <6920> 42,770円 +580 円 (+1.4%) 本日終値
レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>など半導体製造装置関連株が軒並み値を飛ばす展開。前日の米国株市場ではエヌビディア<NVDA>やアプライド・マテリアルズ<AMAT>をはじめ半導体の主力銘柄が総じて買われ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も5000の大台に乗せるなど上げ足を鮮明としており、この流れに追随している。「決算発表通過で株価が振り回されにくくなり、出遅れ修正狙いの買いを誘導している」(中堅証券ストラテジスト)という。ただ、外国為替市場では急速に円高方向に押し戻されていることで、上値を積極的に追いにくい面もあり、買い一巡後に伸び悩む銘柄も散見される。
■ウィズメタク <9260> 4,730円 -1,000 円 (-17.5%) ストップ安 本日終値 東証プライム 下落率トップ
西本Wismettacホールディングス<9260>がストップ安。15日取引終了後、24年12月期連結業績予想について純利益を90億円から80億円(前期比27.6%増)へ下方修正すると発表。あわせて中間配当を90円から60円に減額しており、失望売りを呼んでいる。国内向け輸入青果事業の構造改革に伴う一時費用や損失の計上、アジア食グローバル事業の販管費増が要因。期末配当予想は増額したが、年間合計でみても従来予想から減額修正となった。なお、通期の売上高見通しに変更はない。
■ジェイエイシ <2124> 660円 -95 円 (-12.6%) 本日終値 東証プライム 下落率9位
15日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は2%増益で着地」が嫌気された。
ジェイエイシーリクルートメント <2124> [東証P] が5月15日大引け後(15:00)に決算を発表。24年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比2.2%増の22.1億円となったが、1-6月期(上期)計画の45.3億円に対する進捗率は48.9%にとどまり、5年平均の56.8%も下回った。
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■ジャックス <8584> 4,890円 -700 円 (-12.5%) 本日終値 東証プライム 下落率10位
15日に決算を発表。「今期経常は15%減益へ・1-3月期(4Q)経常は10%増益」が嫌気された。
ジャックス <8584> [東証P] が5月15日大引け後(16:00)に決算を発表。24年3月期の連結経常利益は前の期比4.1%増の330億円に伸びたが、25年3月期は前期比15.3%減の280億円に減る見通しとなった。
⇒⇒ジャックスの詳しい業績推移表を見る
■日東工業 <6651> 3,485円 -475 円 (-12.0%) 本日終値
15日に決算を発表。「今期経常は1%減益、前期配当増額も今期減配」が嫌気された。
日東工業 <6651> [東証P] が5月15日大引け後(15:40)に決算を発表。24年3月期の連結経常利益は前の期比38.8%増の125億円に拡大したが、25年3月期は前期比0.5%減の125億円とほぼ横ばい見通しとなった。同時に、前期の年間配当を206円→230円(前の期は145円)に増額し、今期は前期比102円減の128円に減配する方針とした。
⇒⇒日東工業の詳しい業績推移表を見る
株探ニュース