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    2024年5月8日 6時00分

    リフトが決算受け時間外で上昇 グロスブッキングが予想上回る=米国株個別

    (NY時間17:00)(日本時間06:00)時間外
    リフト<LYFT> 17.40(+0.80 +4.82%)

     配車サービスのリフト<LYFT>が時間外で上昇。引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、グロスブッキングが予想を上回ったほか、EBITDAも予想を上回っている。アクティブライダー数も予想を上回り、2022年以降で最も速いペースで伸びた。新規ライダーの増加と伴にライダー維持率が改善したこと、カナダ市場での取り組みを集中的に行ったことを要因に挙げている。

     ガイダンスも公表し、第2四半期のEBITDAの見通しが予想を上回った一方、グロスブッキングは予想範囲内に留まった。

     リッシャーCEOは「われわれは順調に業績を伸ばしており、市場に必要とされる革新的なサービスを提供している。ドライバーとライダーがわが社を選ぶ頻度が増えているのはそのためだ」と述べた。

     同社はライバルのウーバー<UBER>から市場シェアを勝ち取るのに苦戦している。しかし、リッシャーCEOが1年前にCEOに就任して以来、コスト削減、顧客満足度向上、低価格でのライダー勧誘に注力した結果、同社の成長は加速し、損失は縮小した。

     同社はまた、手取り収入の一定割合を保証し、女性ライダーと女性ドライバーのペアリングなど様々なプログラムを開始することで、ドライバーの獲得にも力を入れてきた。過去1年間、同社はカナダの5大都市でのプレゼンス拡大にも注力し、第1四半期には乗車数を倍増させ、新規ライダーとドライバーの稼働時間を2倍以上に増やした。

     さらに同社はEBITDAの70%以上をフリーキャッシュフロー(FCF)に転換するという目標を、2月に発表した50%から上方修正した。

     発表後に株価は時間外で2桁の大幅高となったが、買一巡後は急速に戻り売りに押され、下げに転じる場面も見られた。ただ、現在はプラス圏で推移している。

    (1-3月・第1四半期)
    ・1株損益:-0.08ドル(予想:-0.15ドル)
    ・売上高:12.8億ドル(予想:11.7億ドル)
    ・グロスブッキング:36.9億ドル(予想:35.9億ドル)
    ・EBITDA(調整後):5940万ドル(予想:5460万ドル)
    ・アクティブライダー数:2190万(予想:2176万)
    ・利用者数:1.88億人(予想:1.86億人)

    (4-6月・第2四半期見通し)
    ・グロスブッキング:約40~41億ドル(予想:40.2億ドル)
    ・EBITDA(調整後):0.95~1億ドル(予想:0.85億ドル)

    【企業概要】
     米国・カナダで複合輸送ネットワークサービスを展開し、自社モバイルアプリを介してドライバーと乗客を結びつけるライドシェアサービスを提供する。シェアサイクルネットワークへのアクセス・近隣公共交通機関のルート情報・レンタカーサービス等を提供する。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース