ＩＭＦの日本担当ミッション・チーフによると、日銀は今後２年間で持続可能な物価目標を完全に達成し、さらなる利上げが可能になるという。ＩＭＦのナダ・チョウエイリ駐日ミッション・チーフはワシントンで開催されたＩＭＦ春季総会の傍らでインタビューに応じ「日本の力強い賃金上昇が年後半の消費に反映されると予想され、物価上昇への期待が高まることで、日銀は次の利上げを実施する立場になるだろう」と語った。ブルームバーグが伝えた。

　需要主導のインフレと人々の認識の変化というグリーン・シュートを見ているという。２０２４年と２０２５年には、日本の物価上昇率は日銀の目標である２％を上回ると予想し、その予想が実現すれば、物価上昇は持続可能なものとなり、日銀の目標を達成することになる。

　インフレと共存する消費者マインドが日本経済にも現れ始めているという。

株探ニュース