（NY時間09:39）（日本時間22:39）
レント・ザ・ランウェイ<RENT>　11.42（+4.02　+54.32%）

　アパレルやアクセサリのレンタルを手掛けるレント・ザ・ランウェイ<RENT>が急伸。前日引け後に１１－１月期決算（第４四半期）を発表し、売上高が予想を上回ったほか、ＥＢＩＴＤＡが予想の２倍以上となった。ただ、ガイダンスでは予想を下回る売上高見通しを示した一方、通期のＥＢＩＴＤＡマージンの見通しは予想を上回り、まちまちの内容となっている。

　同社は声明で「２４年度は持続可能な成長をし、フリーキャッシュフロー（ＦＣＦ）も損益均衡で終えると確信している。マーケティング、製品の革新、顧客維持に注力し、成長を見込む」と述べた。

　同社株はこの１年で９０％以上下落し、売り残比率も２２％まで高まっていた。そのような中で、今回の決算はショートカバーを誘発しているようだ。

（１１－１月・第４四半期）
・1株損益：-7.02ドル（予想：-5.00ドル）
・売上高：7580万ドル（予想：7450万ドル）
・EBITDA（調整後）：1120万ドル（予想：549万ドル）
・アクティブ会員数：12万5954人（予想：13万2386人）

（２－４月・第３四半期見通し）
・売上高：7300～7500万ドル（予想：7590万ドル）
・EBITDAマージン（調整後）：7～8％

（通期見通し）
・売上高：3.01～3.16億ドル（予想：3.14億ドル）
・EBITDAマージン（調整後）：15～16％（予想：11.9％）
・FCF：損益均衡

【企業概要】
　eコマースを通じて、サブスクリプションベースで消費者にアパレル・アクセサリのレンタルと返却用サービスを提供し、再販サービスを通じて商品の購入も可能にする。イブニングウェアやアクセサリー、プレタポルテ、ワークウェア、ジュエリー、ハンドバッグ、その他幅広い商品を取り扱う。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース